二人の猫さんへ、

2 ：名無しさん：2012/07/23(月) 19:08:28

西山英彦元審議官の人事や東電の賠償金の指針めぐり、福島県から批判の声相次ぐ

更迭された経産省・西山英彦元審議官をめぐる政府の人事をめぐり、福島県から怒りの声が相次いだ。
また、東電の賠償金の指針をめぐっても、批判の声が出ている。
福島県の自民党県連と公明党の県議団は6日、「県民感情を逆なでしている」と怒りの声をあげた。
自民党福島県連の平出孝朗幹事長は「よりによって、更迭された人物を本県の除染の責任者にする人事は、
あまりにも、県民感情を逆なでしており、言語道断と言わざるを得ません」と述べた。
矛先は、2011年9月、部下の女性との勤務時間内の不適切な行為で懲戒処分を受けた、経済産業省の西山英彦元審議官を
めぐる政府の人事だった。
平出幹事長は「われわれ福島県民が、放射能の被害で苦しんでいる時に、広報官という立場をわきまえず、
女性とスキャンダルを起こしていたと。そういうことが理由で罷免された方を、(除染の)責任者として赴任させるという国の
方針自体に、非常に違和感を覚えている」と語った。
西山氏は懲戒処分後、環境省に出向という形で、福島県の除染推進チームの次長に就任していた。
しかし、この人事に、福島県の自民・公明両党が「ノー」を突きつけた。
この問題をめぐっては、県民から戸惑いの声も聞かれた。
福島県民は、「福島をばかにしているといえば、ばかにしているような気もしますけど、個人的な問題ですからね」、
「いかがなものかと思いますよね。イメージはよくないですよね。県民の立場になって考えているとは思えない。
東京から考えているような感じがして」などと語った。
さらに、福島第1原発事故による自主避難等対象地域の住民に対する賠償金の指針をめぐっても、福島県民からは賛否の
声があがった。
福島市の人は、「1回払って、はいおしまいという形で切り上げられても、こっちとしては、何も言うことができない
じゃないですか」、「生活は一変しちゃったので、お金じゃないですけど、いただけるものはいただきたい」などと語った。
6日、都内で開かれた一時紛糾した政府の原子力損害賠償紛争審査会。
審査会は、対象区域に住む住民への損害賠償について、避難の有無を問わず一律8万円、18歳以下や妊婦に対しては
40万円という金額を示した。
しかし、傍聴者からは、「実費を負担してください。実費を賠償してください」、「40万(円)じゃ引っ越しできない」、
「当事者の声を聞かないんだったら、1回やめましょうよ」、「実態調査をしてから決めましょうよ、金額」、「東電の社員が
どれだけもらっていると思うんだ」などと、不満の声が相次いで聞かれた。
今回の指針について、原子力損害賠償紛争審査会の能見会長は、「賠償金が少ないと不満が出るのは当然」と答えた一方で、
「これは実費主義ではない」、「東電も拒否できない金額である」、「賠償の迅速化」を勘案したうえで、8万円という
賠償金を出したという。
自主避難者らを支援するNGO(非政府組織)が10月までに行ったアンケートによると、福島県内や県外に自主避難した人たちに
かかった経費は、平均で72万円を超えているという結果が出た。
さらに、今回の賠償金は、政府が指示した避難区域や警戒区域などの周辺にある23の市町村の全住民およそ150万人が対象だが、
その境界線で区切られた町からも不満の声があがった。
今回の賠償の対象地域となる鏡石町の隣、矢吹町では賠償金は支払われず、住民からは「不公平だ」と不満の声が上がっている。
賠償の対象となっている鏡石町の役場の放射線量は、毎時0.22マイクロシーベルト(μSv)。
一方、賠償の対象外となっている隣町の矢吹町の役場では、鏡石町より高い、0.25μSvが記録されている。
矢吹町の人は、「放射線量で、そういうところで判断してもらわないと。ちょっと変だなという感じはありますね」、
「こっからあっちは対象で、こっちが対象にならないというのは不公平だよね」などと語った。
矢吹町では、7日の午前中だけで、こうした苦情が47件寄せられており、その対応に苦慮しているという。
矢吹町の渡辺正樹副町長は「わたしたちも、町民から説明を求められても、国から何ら説明がないので、今のところ、
お答えしようがない」と語った。
(2011/12/07 17:31 福島テレビ)
ttp://www.fnn-news.com/news/headlines/category02.html

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