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人とくるまのテクノロジー展2005

【人とくるま展】スズキ,表面均一性を高めたアルマイト加工技術を発表

2005/05/19 17:09
高野 敦=日経ものづくり
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概要を記したパネルのみの展示で,ハイパーアルマイトを適用したピストンの試作品はなかった。
概要を記したパネルのみの展示で,ハイパーアルマイトを適用したピストンの試作品はなかった。
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 スズキは,アルミニウム合金表面処理技術「ハイパーアルマイト」の概要を公開した。これは,アルミ合金製部品の表面に均一な厚さの酸化皮膜を形成する技術。同社がアルミ合金製のピストンにハイパーアルマイトを適用したところ,ピストン表面の欠損が大幅に低減。酸化被膜の厚さを従来に比べて10〜20%小さくしても,同じ耐熱・耐久性を確保することができた。さらに,均一な酸化被膜の形成によって表面精度が高まり,シリンダとの摩擦による摩耗率も減った。

 同社によれば,シリコンの含有率が高いハイシリコン・アルミニウム合金を使う場合,シリコン析出物の影響で均一な酸化被膜を形成するのが難しく,場所によっては被膜を全く形成できないという。ハイパーアルマイトは,酸化被膜がシリコン析出物を包含しながら成長するので,部品の表面全体に均一な酸化被膜を形成できる。

 ただし,開発途上の技術で詳細を詰めている段階。「近い将来,量産車に搭載する部品への適用を検討している」(同社)。開発に進展があれば,順次発表していくという。

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