<引用開始>
寅さんにならう 「個」として生きる大切さ
いまだに人気がおとろえない映画「男はつらいよ」の車寅次郎(寅さん)は、日本の男性を代表する面とともに、クリスチャンをも代表する特徴を持っています。
まずは、徹底して「個」というものに生きること。私は私、あなたはあなた、「個」というものに生きる姿です。
山田洋次監督は、「どうして寅さんを作ったのですか」という問いに、「私は日本人に『個』というものを知ってもらいたいのです。けれど、高い所から説教したって聞かないから、涙と笑いのペーソスで『個』を表わしました」と答えていました。
ですから、第一作で、寅とその妹さくらの婿になる博とのやりとりに、こんな会話があります。寅が「さくらはおまえのような職工にはやらない。少なくとも大学を出ているようなサラリーマンだ」と言うと、博が返します。「サラリーマン?お兄さんは大学を出ているのですか?」寅はぐっと詰まる。「てめぇーな、てめぇとおれは違うんだ。いいか。てめぇがさつまいもを食べて、おれがぷっとおならを鳴らすか?」
このエピソード、実は京都のある大学生の先生が、哲学の教科書の冒頭に載せています。彼いわく。「これほど日本人に『個』というものをわからせたことばはない」。確かに寅は、「私は私。おまえはおまえ」と、今日も旅から旅、足の向くまま、風のむくまま、まさしくこれは「個」というものに生きる、あるいは神の前に「個」として生きるクリスチャンの一つの姿だと言えますね。
<引用終了>
寅さんと福音
<引用開始>
■そのとき、弟子たちがイエスのところに来て言った。「それでは天の御国では、だれが一番偉いのでしょうか。」そこで、イエスは小さい子供を呼び寄せ、彼らの真ん中に立たせて、言われた。「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたも悔い改めて子供たちのようにならない限り決して天の御国には、入れません。だから、この子供のように、自分を低くする者が、天の御国で一番偉い人です。」(マタイ18:1-4)
『寅さん』ほど“個”を通す人はいない。下品で軽率な中にも深いモノが隠れている。だから、否定を得て後に肯定を得る ! 人が何を言おうが「私は私」を貫く寅次郎。「オンリーワンにならなけりゃナンバーワンにはなれないんだよ。」と彼は言うし、示す。寅次郎は、義理の弟ひろしに向かって、「ヒロシ、お前が芋食って、俺が屁するか ? これ位、人というものは違うんだぞ。」と、“本質”を鮮やかに示します。日本人は“人・周り”というものにとらわれ過ぎて生きている ! 自分は自分なんですよ“個”を大切に ♪
<中略>
◆付記
◇僕は渥美清さんほど謙遜な方を知らない。(山田洋次・談)
◇渥美清さんの奥さんは熱心なクリスチャンでした。彼女の祈りに支えられて、彼も病床洗礼を受けて天に召されました。天国で寅さんに会えるなんて嬉しいね!ハレルヤ!!
<引用終了>
http://www.goodnewsstation.com/article.php?article_id=94
欲動だけを価値観とする読売新聞の門間順平記者が「子供のような無垢な心」を取り戻すよう、主イエス・キリストの御名によりお祈りいたします。アーメン