「うぅ…変な夢見たの…」
私の名前は高町なのは。
最近明日が嫌になってきている普通の小学3年生です。
今日は変な夢も見たせいで、普段より憂鬱です。
「今日こそ世界が変わっていますように…」
毎朝の日課になっているお祈りをして着替え、私は1階に降りました。
「おはようお父さん、お母さん」
「んぅ…ふ…ぷはっ…おはよう、なのは」
「はぁ…はぁ…おはようなのは」
居間に向かい、いつも通りに朝から絡みあっている両親に挨拶。
お母さんの高町桃子さんは裸エプロン、お父さんの高町士郎さんは全裸です。
教育に悪いとは思わないんでしょうか、この親共は。
「もう少しで朝御飯出来るから、恭也達を呼んできて貰えるかしら?」
「はーい」
世界が変わっていなかった事にいつも通りに絶望しつつ、お兄ちゃんとお姉ちゃんがいる道場へ向かいます。
「もっと!もっとだ!!もっと強く!!」
「あははは!恭ちゃん気持ち良い?気持ち良い?あははは!!」
道場に入るとこれまたいつも通りに、お兄ちゃんの高町恭也さんがお姉ちゃんの高町美由希さんの木刀でボコボコにされています。
相変わらずのSMっぷりなの…。
「朝御飯だからねー」
返事を聞かずに道場から出ます。
ある程度慣れてきてる私ですが、SMは見た目が痛いのでプレイ中の2人には近寄らないようにしています。
「もしかして…私がおかしいのかな…」
最近常識って何なのかわからなくなってきました。