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落語芸術協会 円楽一門と興行7月22日 23時39分
人気落語家の桂歌丸さんが会長を務める落語芸術協会は、寄席の活性化を目指して、かつて落語家の団体から分裂した円楽一門会の人気落語家とおよそ30年ぶりに組んで、22日夜、東京で興行を行いました。
およそ130人の落語家が所属する落語芸術協会は、ここ数年観客数の減少傾向が続いていて、寄席の活性化のため、人気落語家を擁する円楽一門会と組んで興行することになりました。
22日夜は、その初めての興行が東京の「新宿末廣亭」で行われ、円楽一門会の会長、三遊亭鳳楽さんがゲストとして出演しました。
鳳楽さんが寄席で披露したのは、先輩の新築祝に使い古しの肥がめを渡すという笑い話「家見舞い」で、訪れた人たちは笑い声をあげながら聞き入っていました。
円楽一門会は、故5代目三遊亭円楽さんがおよそ30年前に、日本最大の落語家の団体、落語協会から分裂して旗揚げしたもので、これまで落語芸術協会と落語協会の2つの団体の興行には、原則として出演できませんでした。
22日夜の寄席でトリを務め、落語芸術協会に所属する春風亭小柳枝さんは、「若手のためにも、やはり寄席にお客が集まらないといけない。寄席を守っていくためのひとつの試みとして、今後も続けていきたい」と話しています。
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