日本経済新聞

7月23日(月曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

コンテンツ一覧

速報 > 社会 > 記事

電力関係者の辞退相次ぐ 札幌・大阪の意見聴取会

2012/7/22 18:20
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加

 政府は22日、今後のエネルギー・環境政策について国民から直接意見を聞く意見聴取会を札幌市と大阪市で開いた。大阪では抽選で発言者に選ばれた関西電力の社員2人が、札幌でも電力関連会社の社員1人が、運営の改善策に沿った事務局の要請で参加を辞退した。

 利害関係者である電力会社社員の意見表明を認めないなどの改善策を政府が決めて以来、初めての開催で、電力関係者の辞退が相次ぐ事態となった。繰り上げで発言者が補充されたが、両会場で1人ずつが欠席した。

 2会場の発言者計22人中12人が、2030年の原発依存度を「0%」「15%」「20~25%」とする三つの選択肢のうち0%案を明確に支持した。

 札幌では「原発は地震国に最も不適切。世界情勢に左右されない再生エネルギーを増やすべきだ」(66歳女性)など、11人中6人が0%支持を鮮明にした。大阪では「(政府は)原発をなくすのが難しい理由を並べ、15%案に誘導しているのでは」と、聴取会の在り方を疑問視する声も出た。

 札幌会場に出席した枝野幸男経済産業相は「批判があるのは十分承知しているが、決して結論ありきでやっているわけではない」と説明した。

 これまでに仙台市などで開かれた聴取会では、発言者に選ばれた電力会社幹部らが原発推進論を展開。政府は批判を受け、電力社員の意見表明を認めないほか、発言者の枠を9人から12人に拡大する改善策を導入した。〔共同〕

小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加
関連キーワード

関西電力、エネルギー、電力関係者、枝野幸男


【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

【PR】



主な市場指標

日経平均(円) 8,669.87 -125.68 20日 大引
NYダウ(ドル) 12,822.57 -120.79 20日 16:30
英FTSE100 5,651.77 -62.42 20日 16:35
ドル/円 78.46 - .52 -0.13円高 21日 5:48
ユーロ/円 95.43 - .52 -0.98円高 21日 5:48
長期金利(%) 0.745 +0.010 20日 15:05
NY原油(ドル) 91.44 -1.22 20日 終値

でんき予報

東京電力23:50

  • 現在の使用率
    57.0%
    2608/4577万kW
  • 23日の予想最大
    81.6%
    14~15時安定的

関西電力23:39

  • 現在の使用率
    64.5%
    1584/2455万kW
  • 23日の予想最大
    83.8%
    16~17時安定的

東日本大震災

震災関連リンク

東北復興Bizポータル

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

日本経済新聞の公式ページやアカウントをご利用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について