トップページ科学・医療ニュース一覧大飯原発4号機 25日にフル稼働
ニュース詳細

大飯原発4号機 25日にフル稼働
7月21日 19時15分

関西電力は、福井県にある大飯原子力発電所3号機に続き、4号機で21日朝発電を開始しました。
4号機では、21日夕方までに電気の出力を30%に上昇させ、機器の点検を行っていて、フル稼働になるのは今月25日の見通しです。

福井県おおい町にある大飯原発では、3号機が今月9日、原子炉の出力が100%になるフル稼働に達したのに続き、4号機の原子炉が19日朝、核分裂が連続して起きる「臨界」に達しました。
4号機の中央制御室では、21日午前7時、牧野経済産業副大臣の立ち会いのもと、運転員が発電機と送電設備をつなぐスイッチを入れ、発電が開始されました。
4号機では、21日午後4時すぎに電気の出力を30%に上昇させ、冷却水が流れる配管の弁やポンプなどの機器が正しく機能しているかどうか点検を行っています。
今後出力を段階的に引き上げていき、今月25日午前1時に原子炉の出力が100%のフル稼働になる見通しだということです。
大飯原発3号機に加え、4号機もフル稼働に達すれば、政府は中部電力と北陸電力、それに中国電力の管内の節電の数値目標を解除する見通しを示しています。
長期間止まった原発が発電を開始するのは、東京電力福島第一原発の事故のあと2基目ですが、国内のほかの原発は運転再開の見通しが立っていません。

[関連ニュース]
このページの先頭へ