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福島 2年ぶりに教員採用試験7月21日 18時5分
原発事故の影響で県外に避難する子どもが相次ぎ、去年は実施が見送られた福島県の小中学校の教員採用試験が、2年ぶりに行われました。
21日は1次試験が福島市内の6つの会場で行われ、このうち、小学校の教員の試験会場には、午前8時すぎから受験者が次々と集まりました。
去年は試験前の時点でおよそ7600人の小中学生が、原発事故の影響で県外に避難したため、教員の数が増え過ぎるおそれがあるなどとして、試験の実施が見送られました。
ことしは、教員を希望する人材の県外への流出を防ぐことや、被災した子どもたちへの支援を強化することをねらいに、2年ぶりに試験を行うことになりました。
小中学校を合わせた受験者は、おととしのおよそ4分の3の1197人で、去年、採用数を増やした関東地方などですでに教員になった人が多く、再受験する人が減ったことなどが影響しているとみられています。
採用を予定しているのは、おととしより2割ほど少ない100人程度で、倍率は、小学校で8.8倍、中学校で17.5倍とおととしとほぼ同じ程度になっています。
22日は実技の試験が行われ、合格者は9月の2次試験に臨みます。
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