原文入力:2011/12/18 19:48(1411字)
チョン・ナムグ記者
‘慰安婦問題摩擦’日本の反応は
読売新聞・NHKなど報道
"両国関係改善より当分は自国世論優先しなければならない境遇"
18日首脳会談で韓-日両国首脳は慰安婦問題と関連して強硬な発言を言い合った。お互いが満足できる解決策がよく見えない状況で、両国政府共に国内政治を両国友好関係よりはるかに重視しなければならないほど政権基盤が脆弱な境遇に追い込まれているためという分析が多い。
17日に京都迎賓館で開かれた非公式会合から固い雰囲気だったと伝えられた。 両国首脳は慰安婦問題を念頭に置いたように共に無表情な顔でしばらく黙ったままだったが、周囲から催促されてやっと握手を交わしたという。 <読売新聞>は日本側は当初17日夜の出会いを和気あいあいとした雰囲気で茶を飲む形式で開きたかったが、韓国側が首脳会談に先立ち友好的な雰囲気が演出されることを避けたと伝えた。
日本のマスコミは慰安婦問題に対する韓国内世論が激化したことが李明博大統領の強硬発言につながったと解釈した。 <読売新聞>は「韓国の憲法裁判所の違憲判決を契機に韓国で(慰安婦問題に知らぬフリをしている政府に対する)世論が次第に厳しくなり、今回のイ大統領の訪日に対する批判世論も拡大した」と報道した。
就任後、最初に韓国を公式訪問するなど韓国との関係を重視した野田佳彦総理も李大統領の強硬発言に正面から対抗した。 彼は慰安婦被害に対する日本政府次元の賠償は終わったと既存の立場を繰り返しながら、ただし「人道的見地で(賠償のための)知恵を絞り出す」と答えた。玄葉光一郎外相が去る7日「 アジア女性基金は2007年に解散したが以後にも事業は行うことができる」と明らかにするなど、日本は国家賠償ではない迂迴的方法を摸索中だが、これは韓国側の要求とは距離が遠い。
野田総理はそこに止まらず、韓国の市民団体がソウル日本大使館前に設置した平和の碑について「非常に遺憾だ」として、「早急に撤去してもらいたい」と話した。 彼はまた、首脳会談の後、日本記者団と行った会見で独島(ドクト)問題を提起したかという質問に「 玄葉外相が17日に大統領府首席秘書官と行った会談で‘独島はわが国(日本)固有の領土だ’と抗議した」と説明した。 首脳会談では‘日本が提起している両国間の困難な問題’と迂回的に表現したが、独島に対する領有権主張も漏らさず提起したわけだ。
日本のマスコミは両国が国内政治を優先する他はない中で、慰安婦問題が両国関係の発展に暗い影を落とすことになったと憂慮した。 <NHK>放送は 「野田総理は大局的見地で両国関係を発展させようという考えを持っているが、両国の首脳が共に政権基盤が揺れ始めている」と伝えた。
両国関係改善よりは当面の国内世論を優先せざるをえない境遇だということだ。 <日本テレビ>は「慰安婦問題を巡る両国の認識には依然として大きな差がある」として「今回の首脳会談は両国間の歴史問題がどれほど根が深いかを再度認識させた」と論評した。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/510750.html 訳J.S
李明博は反韓国感情を煽りに、わざわざ日本に来た愚かしさ。
李明博のキリギリスのような韓国人を象徴する卑劣で醜い顔を見ると、吐き気がする。