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女性宮家は調整になお時間も7月22日 4時16分
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野田政権は、女性の皇族が結婚後も皇室にとどまれる「女性宮家」の創設について、有識者のヒアリングを踏まえ政府の方針をできるだけ早くまとめたい考えですが「女系の皇位継承につながる」として反対する意見もあり、調整にはなお時間がかかることも予想されます。
野田政権は、皇族の数が減っている中で女性の皇族が結婚で皇室を離れる今の制度を見直すことは緊急性の高い課題だとして、皇室典範の改正に向けて2月以降、12人の有識者からヒアリングを行いました。
これまでのヒアリングでは、天皇陛下の公務の負担を軽減するために、女性の皇族が結婚して皇室を離れても「内親王」などの尊称を付与すべきだという点では、ほぼ意見が一致しています。
ただ、女性の皇族が結婚後も皇室にとどまれる「女性宮家」を創設するかどうかについては「皇室を安定的に維持するためには必要だ」とする意見がある一方で、「女系の皇位継承につながる」として反対する意見も出されました。
野田政権としては「女性宮家」の創設に関する政府の方針を、できるだけ早くまとめたい考えですが、有識者だけでなく与党内にも慎重な意見があることから、調整にはなお時間がかかることも予想されます。
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