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糖質をとらない食生活で糖尿病が劇的に改善
連載１０７
2010/12/01
糖質をとらない食生活で糖尿病が劇的に改善
週刊現代の11月13日号に、ノンフィクション作家、桐山秀樹氏が「３か月で15�垳此�
糖尿病に勝った！私の命を救った炭水化物ダイエット」と題して糖尿病克服記を載せています。
桐山氏は血糖値が２１５�咫殖筍譟弊犠鐫佑錬隠娃弘焚次砲砲眈紊蝓�糖尿病と診断されました。
自分で何とかしなければと一念発起し、本欄でも以前「エスキモーに学ぶ糖尿病の食事対策」として紹介した『主食を抜けば糖尿病は良くなる！』（京都市高尾病院理事長、江部康二著、東洋経済新報社）という本を読み、ご飯、パン、麺類などの糖質を制限した食生活を続けたそうです。
その結果、１か月で５�垳採未掘■海�月後には先ほどの血糖値が93�咫殖筍譴鵬爾�り、体重も15�垳困辰燭畔鷙陲靴討い泙后�
私自身が糖尿病を自覚したのは46歳の時でした。40歳くらいから体重が増え始め、血糖値が２５０�咫殖筍谿幣紊箸覆辰燭里任后�
糖尿病の治療食は軽度の男性の場合、１日の摂取カロリーが１６００〜１８００�船�ロリーとされます。
そこで１８００�船�ロリーから始め、同時に運動療法として水泳も始めましたが、食事量が少なく、空腹に耐えられなくなりました。
そこで、南米医療調査団の経験を思い出したのです。私は元来、野菜やパンが嫌いで肉や魚、米が好物です。
南米での視察旅行中は米や魚を食べる機会が少なく、パンは食べずに肉ばかり食べて、帰国後には体重が３�垳困辰討い泙靴拭０文紂⊆膺�を抜いた食生活に変えたところ、血糖値が下がったのです。
コレステロールや中性脂肪も正常値の範囲になりました。なぜなら糖質の摂取が少ない場合、人間は脂肪をエネルギー源とします。コレステロールも使われるので過剰な蓄積が防げたのです。
その後、江部先生の著書に出会い、私の食生活が正しかったことが確認でき、まさにわが意を得たりという心境でした。
先生の糖質制限食の素晴らしいところは、面倒なカロリー計算がいらないこと、好物の肉やアルコール類を我慢するストレスから解放されるところです。
アルコール類では江部先生は糖質を含む日本酒とビールを飲まずに、焼酎とウイスキーなどの蒸留酒をすすめています。
もちろん自分の体調と相談しながら、過剰な飲酒は避けるようにというアドバイスも忘れません。
以来、私は主食を食べずに、好物の肉やウイスキーを食べたいだけ、飲みたいだけとっています。
先ほどの週刊現代の記事によれば、江部先生のすすめる糖尿病制限食を実践した作家の宮本輝氏は１年半で糖尿病を改善させ、シェフ数名は、体重を30〜50�垳採未気擦燭曚�、極上の糖質制限メニューを考案、六本木や銀座、代官山のレストランで堪能できるということです。
江部先生の糖質制限食の献立は『糖質制限食・秋のレシピ』『〜冬のレシピ』（江部康二・高野邦子著・東洋経済新報社）などの本になっています。
さて私はといえば、最近数年間の血糖値は89〜１２１�咫殖筍譴鮨箘椶靴討い董△海凌�生活を実践し始めた平成15年以来、安定しています。
このような優れた食事療法を日本の医療はもっと取り入れるべきと思われますが、積極的に患者さんにすすめる医師は数えるほどしかおりません。
確かに腎障害のある患者さんや、活動性の膵炎や肝硬変の場合は、この食事療法は避けた方がよく、糖尿病の患者さんで経口血糖低下薬を飲んでいたり、インスリン注射をしている場合は注意が必要です。
しかし、医師がこの食事療法を十分に理解し、患者さんをフォローしながらすすめることができれば、日本から糖尿病の患者さんは激減するに違いありません。
この記事を執筆中に「米飯を多く食べる習慣がある女性は、あまり食べない女性に比べて糖尿病になる危険性が高い」という厚生労働省の大規模な調査結果が報告されました。
糖尿病の方々は糖質制限をしっかり実践されるとよいでしょう。
なお、健康・医療に関するご相談は、ＥＭ―Ｘ予防医学研究所までぜひ、ご連絡ください。（�筍娃苅�-４６１-２００９）
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