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連載100 2010/05/01 膵臓がんの患者さんへ
 近年、膵臓の病気が増加傾向にありますが、大腸がんや乳がんと同様に、食生活の欧米化により肉類や脂肪分を多くとるようになったことが要因とみられています。
また、アルコール類の摂取量が増えたことやストレスの増大化、肥満なども影響しているといわれます。 
 
 膵臓の病気の代表格である急性膵炎や慢性膵炎などのほか、『膵臓がん』も増加傾向にあり、2006年の臓器別がん死亡率では肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がんに次いで、第5位にまで上がってきました。
 
 膵臓は体の奥深くにあるため病気の発見が難しく、しかも初期の膵臓がんには症状がほとんどなく、症状が現れて発見された時にはすでに進行した状態であることが多いのです。
そのようなことから膵臓がんは生存率が非常に低いがんとして知られています。
 
 実は私の患者さんにも膵臓がんの方がおりました。今年の3月に亡くなられましたが、ご遺族から「がんが発見された時、医師に『早くて3か月、長くて半年の余命』と診断された母が、EM飲料のおかげで4年近く延命でき、しかもその間、ハワイへ行ったり国内を旅行したり、思う存分親孝行ができました。
ぜひ母の病状を患者さんたちにお伝えしたい」と連絡があり、ここにご報告いたします。
 
 Kさん(当時77歳)からの最初の相談は平成18年10月にあり、その年の4月に体重が7キロも減って、近くのクリニックへ行ったところ超音波診断で膵臓に腫瘍が確認されました。地域の市立病院に肝胆膵の専門医がいるということで紹介され、「さまざまな検査の結果、膵頭部のがんで動脈などが張り巡らされ手術できない。
おそらくリンパ節に転移して全身に回っている状態でしょう」と、先ほどの余命が宣告されたという経緯がありました。
 
 ただ、Kさんは気丈な方で抗がん剤を飲みたいと医師に要求、しばらく続けましたが、白血球数が減少し、医師から止められたそうです。
そこで当研究所へ相談、当時はEM―X、後にEM―XGOLDをすすめました。
平成20年3月には体調がよく、しばらく休止したいと連絡がありましたが、半年後の9月に腹水がたまり腫瘍も大きくなって、再度相談され、今度はさらに効果が高いとされるEM飲料の無料提供を開始しました。
 
 飲んでいるうちにまたも回復し、Kさんは再び医師に抗がん剤を要求、EM飲料と併用して飲み始めましたが、白血球の減少著しくドクターストップがかかったとか。娘さんは「EMのおかげか、副作用がまったくなく、髪が抜けるどころかふさふさ、黒々としてきたことには驚きました」といわれ、今年の1月に腹水がたまり食欲が減退して入院した時には医師から「最末期の状態、おそらく1か月もたないでしょう」と。
しかし、それからさらに3か月後に永眠されたのです。
 
 その病院は慣例として誰にでも「このままご遺体はご自宅へ戻しますか、献体して頂き、解剖させて頂けますか。どちらでもご遺族の判断に任せます」と言う病院でした。
Kさんは生前から「本当に私は膵臓がんなのか、リンパに転移しているのか」といつも娘さんに聞いており、娘さんも余命3か月が4年近く延命できたのは、膵臓がんではなかったのではないかという疑問を持っていたため、思わず「献体します」と答えたそうです。
 
 詳しい結果は6月に出るとのことですが、医師がわざわざ自宅を訪ね、「驚いたことに転移はなかった。私が経験した膵臓がんの患者さんの中ではトップ3に入るほど延命し、しかもきれいながんでした」と、解剖所見を詳しく説明してくれたということでした。
 
 娘さんは電話で「転移もなく4年近くも延命できたのはEM飲料のおかげとしか思えません。
途中で飲むのをやめたことは今も後悔していますが、田中先生や婦長さんはじめ、スタッフの優しい言葉かけがどんなに心強かったか」と深く感謝されていました。
 
  

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