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ＥＭ―Ｘとの出会いから 今日までを振り返って
連載 ９９
2010/04/01
ＥＭ―Ｘとの出会いから 今日までを振り返って
早いもので、私がＥＭ―Ｘの臨床応用を開始してから、今年で16年の歳月が経ちました。
当時は和光市長在職中でしたので、ＥＭ（有効微生物群）を生ゴミ処理や河川浄化などの環境対策、農業の振興、そして地域全体の人々の健康や医療の推進などに役立てることができないかと考え、開発者の比嘉照夫先生（琉球大学名誉教授で、名桜大学教授・国際ＥＭ技術研究所所長）を和光市に招き、市民文化ホールで講演会を開催、そこから、後に先進的な環境・健康施策と多方面から高評価を頂いた、公的なＥＭ事業が、多くの方々の協力を得て展開されていきました。
以来、ＥＭ飲料を予防医療に活用してきましたが、末期がんの患者さんたちがＥＭ―Ｘを飲み続けているうちに、症状が著しく改善されたケースが続出したことから、現代医学では治療の手段がないといわれる末期がんの患者さんに、少しでも回復の希望を持っていただきたい、高い抗酸化作用を持つＥＭ飲料を患者さんたちに役立てたいと思うようになりました。
２００３年に上梓した著書の『ＥＭＸとＥＭ塩によるいのちの蘇生力』にはＣＴ検査で肝臓に２�僂曚匹里�んが見つかったＭさんがＥＭＸを飲用しつづけて治癒したと言う症例や、Ｓ字結腸がん、乳がん、子宮体がん、肺がんなどの治癒例を報告しています。
その後も、ＥＭＸ予防医学研究所ではがんをはじめ、数々の難病に苦しむ方々の電話相談を受け、ＥＭ―ＸからＥＭ―ＸＧＯＬＤへと改良が加えられた今も、多くの苦しんでいる方々に提供し続けてきました。
ここで、抗酸化作用について、少々解説致しましょう。
私たちの身体は食べ物をエネルギー源に変えるときに酸素を必要とします。その時に一部、活性酸素が発生しますが、過剰に発生した場合、体内でも酸化作用が起こり、細胞膜などに作用して障害が引き起こされます。
活性酸素にはスーパーオキサイド、過酸化酸素、一重項酸素、ヒドロキシラジカルの４種類があり、これらが体内に発生すると老化の度合いが亢進したりさまざまな病気を引き起こすもとになるのです。
活性酸素を増やす因子は、紫外線、喫煙、車の排気ガス、電磁波、放射線、環境ホルモン、殺虫剤、農薬、ストレス、栄養素の不足などといわれています。
このような活性酸素を消去する作用が抗酸化作用です。
もともと私たちの体内にはＳＯＤと呼ばれる酵素をはじめ、活性酸素を除去する酵素が十数種類存在しますが、これらは年齢を重ねるごとに徐々に減っていきます。
そこで抗酸化作用のあるビタミンＣ、Ｅ、ポリフェノール、体内でビタミンＡに変わるカロチノイド類などをとる必要が出てきます。
食物では緑黄色野菜、果物、ナッツ類、赤ワインや緑茶（カテキン）、などに多く含まれていますので大いに利用して頂きたいものです。
さて、話はがんに戻りますが、当研究所の相談者の中には、抗がん剤や放射線療法を受けながらＥＭ―ＸＧＯＬＤ（有料）を飲んでいる方が大勢おられます。
その方々からは「つらい副作用が軽減される」という声が多く聞かれ、末期には麻酔薬などによる痛みのコントロールを受けなくとも、ＥＭ―ＸＧＯＬＤだけで痛みがとれるという声も多いのです。
それより何より、末期であっても腫瘍が縮小した、あるいは症状がおさまり、進行が止まった、などという声を聞きますと、16年にわたってＥＭ飲料を提供してきたことの意義は大きかったと、今さらながらに自負しております。
先月から募集しておりますがんの末期の方々へのＥＭ飲料を無料で提供する試みも、１か月で20名以上の方々の応募がありました。
（現在は募集しておりません。）
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