(cache) 田中茂

最先端の医TOP　>　2008　>　EM-Xの強い抗酸化力について

連載７２

2008/01/01

EM-Xの強い抗酸化力について

　私がＥＭ―Ｘの抗酸化作用に着目したのは15年以上前のことです。
今は抗酸化物質という名前も広く知られるようになり、ビタミンＣやＥ、ポリフェノールなどが各種の健康食品に含まれ、人気を集めています。

　しかし老化防止や、病気の予防に効果があるなどといわれても、それが体内でどのように作用してそれらの効果を引き出すのか、正確に説明できる人はまだ少ないようです。
　
　私たちが常に行っている呼吸は、酸化作用の一つで、肺に取り入れられた酸素は人体のすべての細胞に送られ、そこで栄養分（有機物）を分解、活動のために必要なエネルギーを作ります。
この、栄養素と酸素が結びついてエネルギーに変わる過程で、酸化力の強い酸素が２％できます。これが、活性酸素です。
　
　体を構成している60兆もの細胞は、一つ一つ細胞膜におおわれ、その膜にはサラダ油の主成分と同じ不飽和脂肪酸が含まれます。
活性酸素が過剰になると不飽和脂肪酸が酸化され、細胞内の遺伝子機能が発揮できなくなり、さまざまな障害が出てきます。
　
　通常は体内で活性酸素とそれを中和する抗酸化物質〈ＳＯＤ (スーパーオキサイドディスムターゼ酵素)など〉とのバランスがとれています。　
しかし、老化に加えて、大気汚染、放射線などの外的な環境や、タバコ、ストレス、残留農薬、添加物、お酒の飲み過ぎなどにより、体内の活性酸素のバランスが崩れて活性酸素が細胞を攻撃し、アトピー性皮膚炎、花粉症から、がん、心臓病、脳卒中などあらゆる病気を引き起こします。
この活性酸素の害を除くには、ＥＭ―Ｘなどの抗酸化物質を摂取するのが一番ということになります。　

　ＥＭ―Ｘは83種類の、人間にプラスになる微生物（味噌、しょう油、酒などを作る際のもの）から抽出した有効成分を濃縮した抗酸化物質で、多様な天然ビタミン、ミネラル（40種類）、フラボノイド、サポニンなどのほか、Ｌ‐アラニン、Ｌ‐グルタミンなどのアミノ酸やペプチドなどが含まれます。　
優れた抗酸化力や免疫活性作用は私が長年行ってきた電話相談からも実証済みですが、今後も正確な情報を伝えて行きたいと思います。
　
　余談ですが、私が電話相談を受けるようになってから、ＥＭ―Ｘを飲んでいると髪が黒くなるとか、肌のシミ、ソバカス、イボなどが消えた、歯槽膿漏が治ったなどという声を多く聞くようになりました。
統計上では、13人に１人の割合で、とくにはっきりと副次的な効果がみられました。
体のすべての細胞に効くのですから、何の不思議もないのですが、最近はシミの改善や肌の老化防止に効果があるとして、化粧品にも抗酸化物質が多く利用されているようです。
　
　ちょうど当研究所の職員がビタミンＥ（アルファ・タカフェロール）の５００倍の抗酸化作用が認められているというアスタキサンチンの入った化粧品を使っていましたので、効用について調べてみました。
アスタキサンチンは海藻などに豊富に含まれるカロチノイドの一種の赤い色素で、食物連鎖を通じてカニ、鮭、エビ、ロブスターなどにも含まれます。他のカロチノイドより強い抗酸化力があるので、紫外線によって起こる体へのダメージやストレスを緩和するということでした。
　
　紫外線はシミ、シワ、皮膚ガンなどを引き起こし、肌を老化させる原因になります。マウスの実験ではベータカロチン以上に、アスタキサンチンのグループが紫外線のダメージに耐えるという結果が出たそうです。
　
　ただ、化粧品で使用するより、はるかに強い抗酸化力を持つＥＭ―Ｘを飲用するほうが、体の内側から皮膚の美しさを保つ効果はもちろん、全身の健康を維持する力にも優れていますから、より効果的といえるでしょう。
　
　ちなみにこの１月からＥＭ―Ｘがリニューアルされ、抗酸化力が５倍強い「ＥＭ―Ｘゴールド」となって発売されます。私も更なる効果を期待しています。
　ＥＭ―Ｘ予防医学研究所では健康全般に関するご相談を受付けています。（℡０４８―４６１―２００９）

印刷用ページはこちら