福岡県警:警部補が組関係者に捜査情報 現金の授受認める
毎日新聞 2012年07月21日 15時00分(最終更新 07月21日 15時32分)
捜査関係者によると、警部補は今年春ごろ、工藤会関係者が起こした恐喝事件について、示談を勧めるなど助言した見返りに現金数十万円を受け取った疑いがあるほか、捜査情報を漏らした見返りに福博会関係者から賄賂を受け取った疑いが持たれている。現金の一部は「返した」と説明している。
警部補の現金授受疑惑について県警幹部は「捜査中であり、現時点でコメントするのは難しい。適切な捜査を行い、事実が明らかになれば当然説明したい」と話している。
福岡県は10年4月に全国で初めて罰則付きの暴力団排除条例を施行するなど官民挙げて暴力団排除を進めていた。県内では昨年も全国最多の18件に上る発砲事件が発生。今年4月に工藤会捜査に長年かかわった県警OBも銃撃され、全国の警察が応援に駆けつけていた。
福岡県警では、01〜02年にカジノバー関係者に捜査情報を漏らした見返りに現金を受け取ったなどとして4人の現職警察官が逮捕され、指定暴力団道仁会会長(当時)から現金を受け取っていたことも明らかになった。07年には、警部補が窃盗団に捜査情報を流した見返りに現金を受け取ったとして加重収賄容疑で逮捕されている。