七英雄 獅子の雄に許された挑戦権
帝国幹部会 五将軍
「カグヤ陛下 何故ここに! そんなに私たちが信用なりませんか!?」
「え だって心配っだったもん」
「もんじゃありません!」
「う”~~~でも無事でよかった。」
アリアは上司を叱りながらもアキラが吹っ飛んだ方向の火柱を見て警戒する。 カグヤは眷属化した飛竜達をひと睨みし、飛竜を威嚇し、眷属化した竜がその気迫で自身の以前の主、その盟主を、自身を屈服させた女帝の姿を見て、怯え出し眷属化が解け、ばたりバタリと崩れ落ち骸に戻る。
「熱つつ 髪が焦げてパンチパーマになるとこだったわ」
炎の海から歩き出す死神、ターミネーターを彷彿とさせる。
「・・・・・・見ての通り転移魔法を魔石を使わず影を媒介にして発動させる彼に、点や線での攻撃は無意味、タダでさえ素早い彼を確実にダメージを与えるには面による攻撃が必要です。」
「正解 因みにそこに転がってる鉄人君の地面からの攻撃は失敗だったな、地面を掘る振動が両足を伝って感知できたし【囮】を前方に瞬時に出し、自身の影に転移で避難出来たからな。」
ケラケラと笑うアキラそしてスタスタとコチラに向かって歩いてくる。
「初めまして、伊藤 カグヤさん。 渡辺 アキラだ よろしく。」
「こちらこそ渡辺さん♪」
ここに神の名を持つ英雄同士が対峙した。
■■■■■
(おいおい、威力偵察じゃなかったのかよ!)
内心焦りまくりのアキラ、まさかの二連戦、気分は疲労困憊の後に七武海の連戦をする羽目になる三刀流剣士である。
(なんでここでラスボスが・・・「待てー!!!」は?)
青いドレスを纏った金髪縦ロールの美女が空から降り立つ。 新手か!
「天然!」
次に鉈を背負った蛇のような女傑が降り立つ。
「人妻!」
白衣を来た少女が無人機の機械人形に乗って降り立つ。
「幼女!」
メイド服に身を包んだ覆面戦士が降り立つ。
「・・・クーデレ!」
降り立った四人とカグヤがアリアを無言で見やる。
「うッ ツンデレ!」
顔を真っ赤にして
「「「「「五人揃って・・・・・・戦乙女戦隊 ヴァルキュリア!!!」」」」」
「・・・・・・・・・」
赤 アリア 赤毛、赤鎧の大剣豪 ツンデレ
青 カグヤ 蒼炎の戦女神 ヤンデレ
黄 エレノア 金髪縦ロール 天然
桃 ヴィルヘルミナ 桃髪錬金術師 ロリ
緑 アデーレ 緑青の大蛇の鎧 人妻
黒 ユイファン 無表情覆面メイド クーデレ
こういったところか、【魔改造】の観察眼が俺にいらん情報を頭に送る。
何なんだろうね この状況は? 状況は帝国幹部会 五将軍総出の上に七英雄のカグヤに囲まれている、仮面ライダーの次は戦隊モノですか?
つか青でヤンデレなのか? 戦女神は。
「・・・・・・壮観ですね こんな美女達に囲まれるなんて・・・・・・」
とりあえず先の妄言はスルーしておくことにしよう。
カグヤがいい表情で、満足げにしているし、このネタを考えついたのは彼女なのだろうしな。
メイドと幼女、カグヤ以外、顔を真っ赤にしていたが、俺の発言でシリアスに戻る。
「ご機嫌よう ガリアの死神とお見受けします。 私、ヴァルキュリア帝国 五将軍 エレノアと申します。」
金髪ドリルが咳払いしながら挨拶し
覆面メイドが「同じく ファン」
大蛇の鎧をきた女傑が「同じく 鮮血のアデーレ」
機械人形の無人機に乗った幼女が「おなじく ヴィルヘルミナです~。」
ふん 登場の仕方は兎も角、どいつもこいつも超一流、帝国が沈めた国の英雄、女傑か是れはちょっと不味いな。
マリア「くふふふ押さないと悪魔嗾けるッス♡」
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。