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【プロ野球】坂本はMVP逃すも100万円弾!!2012年7月22日 紙面から ◇マツダオールスターゲーム2012<第2戦> 全セ4−0全パ喜びと悔しさの同居する表彰式だった。両軍唯一の1発でMVP確実と思われた巨人の坂本が受け取ったのは、100万円の賞金ボード。微妙な笑みが浮かぶ。親友でもあるマエケンは隣で3倍の数字が書かれたボードを抱えていた。 2年連続の球宴弾は爽快だった。3回1死一塁。同じ88年生まれの吉川の142キロ直球を左翼席中段に突き刺した。「真っすぐの速い投手なので、真っすぐだけを狙っていた」。初回はセの初安打を放ち、先制のホームを踏んだ。アピール度は満点だった。 それだけに、惜しまれるのが第4打席だ。7回無死一、二塁で遊ゴロ併殺。「もう1本打っていればよかったですね」。猛打賞となっていれば文句なしのMVP。結果的には大魚を逃す痛恨の凡打になった。 ただ、実りのある一夜になったことは間違いない。今年1月。敵軍であるヤクルト・宮本の自主トレに参加。守備の達人に鍛えられ、野球人としての脱皮を図った場所こそ、松山・坊っちゃんスタジアムだった。「守備についての考え方が変わる1週間」を過ごした。 打撃だけではなく、守備でも一流に−。その思いは半年が経過しても変わらない。この日の練習中には、阪神・鳥谷に近づいた。「土のグラウンド(甲子園)でプレーしている人なので、話を聞かせてもらいました」。ライバル球団の主将の言葉に真剣な表情で聞き入った。 先輩たちの教えを受けながらも、坂本の心の真ん中には「88年組」がある。「若い人たちで少しでも盛り上げていけたらいい。マエケンの後ろで守っているのも楽しかった」。“ヤングG”から“セの顔”へ。坂本はスター街道を走り続けていく。 (井上学) PR情報
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