青森出張 No.3
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17日朝、少々ショッキングなニュース。 早く起きて、外の散歩に行って帰ってきたツルネンさん、なにやら鼻をグシュグシュ。 この日は、町中のりんご畑で農薬散布の日で、早朝5時から作業とか。 宿泊した施設はりんご畑に囲まれており、敏感なツルネンさんは散歩中、漂う農薬の影響でアレルギーが出たので、中止して戻って来たとの事。
有機農業の推進に邁進しているツルネンさんも、この現実にはいささか失望。 しかし、これが現状なのでそれも受け入れて、今後の取組の情報にしようとあくまでも前向きな発想に、感動 朝食後、天気が良いので津軽平野の守り神である岩木山神社にお参りしました。 ついでに岩木山の頂上を見ると、雲間の間から何となく顔を出しそうな感じ。 8合目までは車で行けるので行ってみました。 日光のいろは坂より多い69のカーブをひた走り、8合目の駐車場に着いた時、何と山頂を覆っていた雲が晴れ、我々の到着を待っていたかのように、一瞬山頂が顔を見せてくれ、感動
午後から忍顕さんの畑を視察。 忍顕さんの圃場では、本来なら今は無農薬栽培のサクランボが盛りのはずですが、今年は5,6月の雨と冷気のため今までに無い不作で最悪の年だったとのこと。
「一回農薬かければ治るのだけど、それは出来なかった。 これも経験なので、今は来年に向けて作業を開始する」と、早くも次のシーズンに頭を切り替えている忍顕さんのプラス発想に、感動 りんごの方は、慣行農法の一割くらいの減農薬栽培ですが、今のところは順調で、このまま無事に育ってくれますようにと祈るばかりです。
天候という自然現象に大いに左右される農業。 最近の異常気象に、今までに無い過酷な体験をしながら、それにもめげずに農薬を全く使用しない、あるいは限りなく無農薬に近い栽培で努力しているお二人に敬意を表して、今後とも、有機農業の普及に一層力を入れようという思いを新たに青森を後にしました。
■イーエムジャパンのHP
■忍顕さんの「サンつがる」は9月中旬から出荷予定!
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