■聴かせて必ず答えるよ
「つらい」「死にたい」という君へ、僕の思いを急いで伝えたくて19日夜、東京・築地の朝日新聞社に来ました。
まず伝えたいのは「あなたのSOSが届かない社会にしてしまって本当にごめんなさい!」ってこと。僕はその社会をつくった大人の1人です。君は悪くない! 今日までよく耐えてきたよね。
僕は、TBSラジオの「全国こども電話相談室・リアル!」という番組で相談を受けています。いじめの相談も多くて心配しています。上履きに画びょうを入れられたり、教科書を捨てられたり、無視されたり。つらいよね、きついよね。
周囲から「誰かに相談しよう」とか「私もいじめられた」とか言われても、どうしていいか分かんないよね。もう疲れたよね。
僕は押し付けることはしないよ。ただ聴かせてほしいんだ。「どうしたの?」「何があったの?」「つらい?」「どうしたい?」「どうなってほしい?」「わからない?」……。
相談者にこう提案することもあります。
「じゃあ、僕が学校に行って、いじめをやめさせるように先生と話そうか?」
そう言うと、みんな必ず断ってくる。断るんだけど、ずっと暗い声だった子が「うふ」って笑うんだ。自分のために本気で心配する人がいると実感してくれたのかなって思います。
あなたの命は、あなただけのものじゃない。あなたがつらいと、僕もつらい。あなたが死んだら、僕は悲しい。あなたの命は僕にとっても大切な命。だから、僕でよかったら聴かせてほしい。メール(shinseki@yamamotoshoo.com)を待ってるよ。すぐに返信できなくても、必ず答えるからね!(ラジオDJ)