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 写真で見るトマトのトラブル                                                  
果実から見た障害
 へたの周りが茶色になる(トマト褐色腐敗病・トマト灰色カビ病)
 花頂部やへたの付近から果実に菌が侵入する。
   対策:密植をさけ、風通しをよくする。

 一部が腐っている(尻腐れ病)
 原因要素1.土壌が乾燥し過ぎたとき。
 原因要素2.地温が上がり過ぎたとき。
   対策:適度の潅水をする。敷きわらなどで地温の上昇、乾燥を防ぐ。
 原因要素3.で窒素肥料過多になったとき。
 原因要素4.カルシウムとホウ素の吸収が少ないとき。
   対策:元肥では石灰でPH 6.5程度の弱酸性に調整しますが、追肥の場合は過燐酸石灰を少しづつ補充する。

実に穴があいて中が腐ってくる。(疫病)
トマトに出やすい疫病。殺菌剤で早めに防除。手遅れは撤去する。

最初実に穴があく。中は腐るが虫は入っていない。(黒斑病)
殺菌剤で消毒する。

実に虫が入っている(タバコガ)
 対策:実の中に入ってしまうと防除できないので、見つけ次第実を取り除く。
 対策:繁殖すると被害が拡大するが、幼虫の防除はオルトラン水和剤が効果的。

 変形果
 原因要素1:幼果期の窒素過剰や水分過多。
 原因要素2:若い苗を定植によって樹勢が旺盛になりすぎて発生。
 二つがくっついた変形果。 支柱に挟まれて変形した。 樹熟させるには鳥害から守る対策が必要。     4、5個まとめて、台所流しの水切りネットをかける。

実が割れる裂果
原因要素1:朝晩の温度差で実が膨張して裂ける
  対策:多量の潅水をしないこと。
原因要素2:強い直射日光にさらされる。
  対策:葉などで直射日光を避ける。
  対策:肥料が原因の場合はカルシューム、ホウ素
  など微量要素入りの肥料を追肥する。
ヒラズハナアザミウマ
完熟した果実では赤味を帯びるため、白ぶくれの症状はさほど目立たなくなるが、被害の著しい果実では着色不良になる。

葉からみた生理障害
チッソ欠乏の状態
全体に元気がなく成長も悪い。
花が落下して実がつかない
幼苗の定植。過剰肥料
。雨風による落花。
窒素不足
葉が細く全体に勢いがない。
過剰肥料
カリやカルシウムの過剰によるもの。

疫病
葉の先端から枯れてくる
青枯病
全体が枯れる
肥料過剰
幹が太く木が暴れている
過剰肥料
葉が濃く巻いている

環境不適
茎にイボイボができる。根から養分が来なくなると茎から根を出そうとする。。
栄養過多
葉が裏返る。、葉巻病の場合もある。
花が落ちる
風雨、初期の肥料過多、若苗の定植などが原因。
肥料過多
実の先の枝が伸びる。切り取る。

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正常な葉
。トップ部分は細かい縮れが入っている
正常な葉 正常な葉 正常な葉
木は上から下に向かって色が濃くなっている。

元肥が効きすぎ
葉が重く垂れている。
環紋葉枯病
ダニが媒介
紋葉枯病
ダニが媒介
オンシツコナジラミの被害
薬剤で駆除するしかない。

肥料過剰
茂りすぎて風通しが悪くなっている。
ウイルス病
新葉がモザイク状に縮れる。近くのジャガイモから伝染することが多い。
ウイルス病
新葉がモザイク状に縮れ、やがて全体に及ぶ。コナジラミが媒介する。
下葉が少し枯れる
自然な現象。

ウドンコ病
高温で湿度が低いとき、チッソ過多や風通しが悪い環境でも発生しやすい。
過肥料
マグネシウムやミネラルなど微量要素の不足
応急的に苦土石灰を施用
肥料切れ
上部の葉が細い。追肥する。

黒いススのような粉が葉や実につく(ススかび病)
症状 : 葉の一部に黒い粉が付いた状態からはじまって葉、茎、実にも広がっていく。カビの一種。
原因 : ワタアブラムシの排泄物がススかび病を引き起こす。とくに暑いときに発生しやすい。
対策 : アブラムシを発見したらすぐ駆除すること。

害虫障害
オンシツコナジラミ
オルトラン水和剤で駆除できる。少しなら粘着テープでとる。
アブラムシ卵
卵には、薬剤は効かない。卵の内に葉ごと切り取り踏む潰す。
アブラムシ
オルトラン水和剤を撒布。牛乳を撒布する方法もある。少しなら点着テープで取る。
タバコガ
実に入ると薬剤はきかないので果実は取るしかない。


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