修学旅行(社員旅行)の『入浴タイム』

本来楽しいはずの修学旅行・社員旅行なのですが・・・ガリガリさんにとってどうしても避けたい行事があります。それは『合同入浴』です(^^;。
痩せた身体を見られるのがどれだけ嫌か、過去に『痩せている』と傷つけられたガリガリさんだったら皆さん気持ちは一緒です。どんなに貴重な思い出より、傷つけられることが嫌なのです。私も旅行の日程表を見ながら不安な気持ちになり『どうやって行かなくてもよい理由をつくろうか』と真剣に考えたものです(^^;。以下はその時に考えた対策です。

◎風邪をひく(^^;。これは診断書を書いてもらえばいいだろうと考えていました。しかしこれは旅行直前に病気にならなければならないので、それまでの期間が精神的に追いつめられすぎて、別の方法を考えようと思いました。

◎『母が倒れました』『父が倒れました』と言おう(^^;。私が学生の頃、学校やアルバイトをズル休みするためによく使った言い訳です(^^;。もう父も母も、トータル20回以上倒れたはずです(^^;。祖母は2〜3回死んでいます(^^;。
しかし何故かみんなピンピンしています(^^;。あまりにも両親が倒れてばかりなので、今度は妹に『今度はお前が倒れたことにしようか』といったら『そ、そんな、バカな^^;』と笑われたものです。

中学校の修学旅行の時は、母が『私は倒れんばい。ちゃんと修学旅行にはいきなさい』と、私が言ったとおり倒れてくれないので(^^;、結局使えませんでした。

◎しかし片思いで好きだった純子ちゃんと、ひょっとしたらロマンスがあるかもしれない。旅行自体は行きたいのだが、ようは『風呂に入らなくてもよい理由』を考えればいいんだ・・・そうだ!アトピーがひどいので入れないということにしよう!

中学生だったころ実際にアトピーがひどかったので、担任の先生に言って入らなくてもいいようにしてもらおうと作戦を練っていました。これは自分でもかなりグッドアイデアだと思いました。


そして旅行当日・・・・・・。
楽しみと不安が入り混じった興奮で、前の晩は一睡も眠れませんでした。きれいなバスガイドさんや、好きだった純子ちゃんをチラッと見ながらの楽しい旅行。しかし脳裏には『入浴タイム』の不安がいつも脳裏を横切り、友達と話しながら顔は笑っていても、心の中では刻一刻と入浴タイムが迫ってきている極限の不安に包まれていたのでした。

予定では、お風呂に入ってそれから食事になっていましたので、旅館についたらすぐ入浴タイムです。長崎の市内観光が終わり、バスガイドさんが『はい、それではこれから旅館に帰りまーす!』と言われた瞬間、ついにきたか!顔色がなくなるほど追いつめられた状態になるのです。旅館に帰り、先生が『はい、これから4組と5組はお風呂に入るように』と言われました。


《いよいよか・・・。よし、早いところ先生に言いに行こう・・》


私は急いで担任の先生のところへ行きました。
『先生、ちょっと相談があるのですが・・・』
『おう、どうした?』
『ちょっとアトピーがひどくて、お風呂に入れないんです』
『なーに、そんなの温泉に入れば治る』
『いや、先生。温泉につかると、血が出るくらいかゆくなるので、皮膚科の先生からも入ったら駄目だと言われているんです』
『大丈夫。さっ、入れ、入れ』

《ガーーーーーーーーーーン!!ま、まずいっ!!》

結局先生と一緒にお風呂場まで行き、先生と一緒に服を脱いで入ってゆくことになりました。かなり強引な先生で本当にまいりました(^^;。
ここからが悪夢の瞬間です。2クラス、約50人の同級生が先にお風呂に入っている中へ、先生と一緒に後から入っていったら逆に目立ってしまいました。

『うわーっ、痩せてる!』
『ガリガリだ!』
『ガイコツ!』

最悪の事を予測していた『それ以上』の、極限の恥ずかしい瞬間を迎えたのでした。本当にショックでした。その夜はあまりにも悔しくて、朝方4時頃まで眠れませんでした。一瞬寝たかと思ったら、10人くらい寝ている部屋で『アーーーーっ!』と大声で寝言を言いました。クラスメイトが全員おきて『なんだ、今のは!』とビックリしていました。極限のはりつめた緊張がそうさせたのでしょう。2泊目も、傷つきながら入浴しました。

今では笑い話として話せるのですが、中学生の時は本当に落ち込みました。


そして社会人になり、今度は社員旅行です(^^;。これはなんだかんだいい訳をしてずっとズル休みしたのですが、どうしても行かなければならない時がやってきたのです。それは会社の上司から『今度は堤君が幹事をしてね』と言われた時、またまたガーーーーーーン!と、一瞬で谷底に落とされるようなショックを受けたのです。
もう100%逃げられないのでした。

しかしこれが、今日の『究極の太る方法』をスタートさせるきっかけになったのです。
旅行まで、まだあと半年間もある。よしっ、この半年間で命がけでトレーニングをしたり、食事法を研究して太ろう!と、もう必死でした。
そして色々研究してゆく中で『酵素』の存在を知り、直感的に『これだっ!これだったんだ!』と思いました。そのちょっと前の時期に、骨格矯正で体調もよくなっていたので、あとは食事法をどうするかを試行錯誤したのです。
もうあらゆる方法を試してみて一番効果があったのは、

1.運動をする
2.極限にお腹がすく
3.食事には食物酵素を同時に摂取する

でした。運動+酵素摂取はかなり効果がありました。それまで何をやっても駄目だったのに、はじめて成功したのです。
定期的に体重チェックを行い、数ヶ月でどんどん体重アップしたのです。そしてやっとあまり恥ずかしくない体型にまでなり、なんとか社員旅行にはぎりぎりセーフ間に合ったのです。

結論からいうとやはり、ある程度人間は追いつめられないと、真剣にならないものです(^^;。

よって修学旅行・社員旅行の『入浴』が嫌なガリガリさんさんがいらっしゃったらこれをよい機会だと思い、その数ヶ月前から真剣に毎日トレーニング+食事法(食物酵素摂取)をされてみてはいかがでしょうか。追いつめられることが太る絶好のチャンスだと思って、挑戦してみることです。トレーニングも3日坊主になることなく継続してみるのです。歯が悪い・骨格が歪んでいる人は、すぐによい結果は出ないかもしれませんが、一度は真剣にがんばってみるべきです。もしそういう方がいらっしゃったら、私は応援します。

最後に
『あまりにも堤さんと同じだったので、驚きました!』といわれるガリガリさん、かなり多いです(^^;。今回この『入浴』が嫌いなガリガリさんも多いと思いますよ(^^;。人生何事も、挑戦が大切です(^^;。

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