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熱中症の患者情報の公表開始7月20日 21時25分
熱中症への注意を呼びかけるため厚生労働省は、全国の救命救急センターなどから集めた、熱中症患者の発生状況などについて、20日からホームページで公表を始めました。
19日は、半数以上の患者が室内で熱中症になっていたことが分かり、厚生労働省は冷房を適切に使って、温度管理に気をつけるよう呼びかけています。
厚生労働省は、全国280の救命救急センターなどに協力を求め、搬送された熱中症患者の情報を毎日集め、翌日の夕方、ホームページで公表する取り組みを20日から始めました。
それによりますと、各地で猛暑日となった19日、救命救急センターなどに搬送された熱中症患者の数は、19の都府県で少なくとも71人に上り、38人だった18日の2倍近くになりました。
都道府県別では、東京都が最も多く14人、次いで、愛知県が13人、福井県が8人などとなっていて、入院が必要と診断された重症の患者は19人と全体の4分の1を占めました。
熱中症になった場所は、炎天下の屋外よりも室内が多く、56%を占めていて、厚生労働省は、水分補給を十分に行うとともに冷房を適切に使って、温度管理に気をつけるよう呼びかけています。
この情報は、厚生労働省のホームページの「熱中症関連情報」で来月15日まで公表されます。
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