財務省は20日、職員用のパソコン123台がサイバー攻撃を受け、ウイルスに感染していたと発表した。日常業務に関する内部情報が流出した可能性もあるという。今後、感染経路の解明などを進める。
感染したのはパソコン内部に入り込んで情報を盗む「トロイの木馬」型のウイルス。新システムの導入のために現在のシステムの検査を専門の業者に依頼したところ、今月17日に感染が確認された。2010年1月から11年11月まで、感染したパソコンが米国や中国、日本のサーバーに不正な接続を繰り返していた。
国税庁は財務省とは別のシステムを使っているため、税に関する個人情報が流出した可能性はないという。