家の傾きでお困りのお客様へ
目的にあった沈下修正工法を選べていますか?
3.11 の地震で液状化してしまったエリアは、残念ですが今後も液状化する危険性の高いエリアです。
そこで、「次の地震に対してどのように備えるか」を考え、その方向性で修復の目的が決まり、工法を選定するための重要なポイントとなります。
以下では、沈下修正の工法種類およびその目的について説明します。
工法の種類と目的の違い
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液状化対策工法
【担当者の見解】
東京大学液状化専門家の東畑教授も推奨する工法です。少し費用はかかりますが、専門家の意見を取り入れながら効果の高いものを用意しています。特に被害の大きかった地域で多く選ばれています。
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注入工法
【担当者の見解】
ベタ基礎に限った工法ですが、施工期間が短く、費用も他の工法と比較すると安価です。特に被害が軽度な方が選ばれています。
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ジャッキ工法
【担当者の見解】
傾き修正としてはオーソドックスな工法ですが、支持地盤が深い液状化エリアでは目的を達成できないことが多いので要注意。布基礎の方が多く選ばれています。
弊社で選ばれている工法の割合
弊社のお客様が選ばれている工法の割合は、注入工法、液状化対策工法が40%、残りの20%がジャッキ工法を選ばれています。
それぞれの目的、傾きの具合、予算などによって選ばれる工法は様々です。下記では、それぞれの工法について詳しく説明をしています。
傾き修正工法のご紹介
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液状化対策工法
- こんな方が施工しています
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- 被害が大きいので、傾倒を予防出来る工法で直したい
- 今回は軽度で済んだが周辺の被害が大きいので地盤が不安
- 新築時に地盤改良していないので、液状化対策をしたい
- まだ長く住むつもりなので安心できる修復をしておきたい
- 自宅を売却するときに、不動産価値が下がりにくい工法で直したい
- 傾きは感じない程度なので、地盤改良だけ安くやりたい
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グラウトアップ工法
沈下や傾斜した建築物を持ち上げて元に戻す工法。持ち上げると同時に地盤の支持力も向上させる。
- グラウトアップ工法の特徴
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- 施工計画が綿密で制度が高い
- 3〜4mの地盤を改良できる
- ベタ基礎、布基礎どちらも可能
- 地盤工学会出版「液状化対策工法」に出典されている工法
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アースドレーン工法
建物の周囲に浸水性の高いドレーンを埋設し、地震時の土中の水圧の上昇を消散、速やかに地上へ排水して液状化を抑制する。
- アースドレーン工法の特徴
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- 排水効果により液状化を抑制する
- 狭小地での施工が可能
- 最深6.5mまでの施工が可能
- 傾き修正と併用できる
- 既存の杭がある場合、その杭が液状化の際に失ってしまう摩擦力を維持、増大させることが可能
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ダブルロック工法
グラウト注入工法により地盤支持力を向上させた上で、ジャッキアップで建物の傾斜を修正する工法。
- ダブルロック工法の特徴
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- 傾いた家を水平に修正し、再液状化時 の再傾斜を予防
- ベタ基礎、布基礎どちらも可能
【※注意】
ダブルロック工法は施工業者により、計画・品質・金額が異なるため特に注意しなければなりません。
最低限の判断基準として、必ず施工計画書を提出してくれるような業者を選ぶ必要があると考えます。
中には、液状化対策という一番優先されるべき目的を達成できないものが存在しています。 -
CPG工法 (コンパクション・グラウチング工法)
従来のビルやマンション、工場などの大型施設での液状化対策工事を個人住宅などの小規模敷地の液状化対策工事に適用させた工法。
- CPG工法の特徴
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- 補修にも備えにも有効な工法
- 個人住宅などの小規模敷地に適用可能
- ベタ基礎のみ可能
- 地盤工学会出版「液状化対策工法」に出典されている工法
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注入工法
- こんな方が施工しています
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- 被害が軽度なのでとにかく安く水平にしたい
- 体調が良くないので短時間で修復したい
- また地震が来たときのために地震保険に加入出来るようにしたい
- 補助金の範囲内で直したい
- 出来るだけ静かな施工がしたい
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ウレタン注入工法
基礎下にウレタン樹脂を注入し、その発泡圧力で基礎を押し上げ、傾斜した住宅を元に戻す工法のこと。
- ウレタン注入工法の特徴
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- 工期が短い(2 〜 5 日程度)
- 構造物の外周掘削作業が不要
- 再液状化した場合は沈下の可能性あり
- 再沈下した際の修正が容易
- ベタ基礎のみ可能
- 深基礎NG
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ウレタン注入+ジャッキ工法
住宅外周をジャッキアップにて修正。同時にウレタン樹脂を注入し住宅内部を水平調整。工期はジャッキ系工法の約2/3に短縮できる。
- ウレタン注入+ジャッキ工法の特徴
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- 沈下量が大きい場合(20cm以上の沈下が目安)にウレタンのみの修復より精度が高い
- ウレタンのみと比べて金額もUPする
- トンネル掘削作業が不要
- 深基礎OK
- ベタ基礎のみ可能
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グラウト注入+ジャッキ工法
注入材に瞬結型(5〜10秒)の液剤を使用したグラウト注入工法で地盤支持力を向上させた上で、ジャッキアップで建物の傾斜を修正する工法。
- グラウト注入+ジャッキ工法の特徴
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- 狭小地でも対応可能
- ミリ単位での傾き修正が可能
- 深基礎でも施工可能
- トンネル掘削作業が不要
- 布基礎・ベタ基礎 両方可能
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ケミカルアップ工法
地盤内部に液材を注入して修正する工法。家屋の傾きを修正するだけでなく、地盤の支持を高めて軟弱さを改善するため、同時に2つの効果を得ることが出来る。
- ケミカルアップ工法法の特徴
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- 同じ方向への再沈下の予防が可能
- ボーリングマシーンでの精度が高い作業が可能
- 地盤ごと持ち上げる
- ベタ基礎のみ
- 深基礎OK
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ジャッキ工法
- こんな方が施工しています
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- 被害が軽度なので、とにかく安く水平にしたい → 土台上げ工法/ジャケットアップ工法
- 近いうちに建替えを検討しているから、とりあえず住めれば良い
- また地震が来たら傾いても仕方ないが、地震保険に入りたい
- 布基礎で液状化対策までしなくて良いと思っている
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耐圧版工法
家の基礎下の土を掘り起こし、固定ベースジャッキを設置し、ジャッキで修正後、地盤との隙間に圧をかけ、傾斜した住宅を元に戻す工法のこと。
- 耐圧版工法の特徴
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- 傾いた家を水平に修正するだけ。 再液状化した場合は、再沈下の可能性あり
- 再沈下後の修正は困難
- ベタ基礎、布基礎どちらも可能
- アンダーピニング工法に比べると工期が早く、価格も安い
- ベタ基礎のみ可能
- 表層部にN値5以上あれば施工可能
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アンダーピニング工法
基礎下の土を掘り起こし、家の荷重とジャッキの力を利用して地盤に杭を打ち込んで支持させ、傾斜した住宅を元に戻す工法のこと。
- アンダーピニング工法の特徴
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- 傾いた家を水平に修正し、再液状化時の再傾斜を予防
- 支持層まで杭を差し込めれば再液状化しても家は傾斜しない
- 想定の支持層が液状化した場合は 再沈下の可能性あり
- ベタ基礎、布基礎どちらも可能
- 再沈下での修復は困難
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土台上げ工法
傾斜した基礎はそのままに、家と基礎を切り離して家だけを水平にして、空いた隙間に木やセメントを詰める工法のこと。
- 土台上げ工法の特徴
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- 再液状化した場合は再沈下の可能性あり
- ベタ基礎、布基礎どちらも可能
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ジャケットアップ工法
ジャケットを膨らませることにより、家屋を直接持ち上げて傾きを修正する工法。ジャケットアップやウレタン注入に比べ、安価でソフトな施工が出来る。
- ジャケットアップ工法の特徴
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- トンネルの掘削作業が不要
- 布基礎を持ち上げる工法の中で説くに工期が短い工法
- 再液状化した場合は再沈下の可能性あり