頑固親爺の徒然手記(難問解決への道標)

現役を引退した頑固親爺が、法治国家において法で解決できない問題が山積している現代社会に本音で迫り、問題解決策を模索していくブログ。難問を抱え込まないで相談にも応じます。

大津市教育長のコメント

 今日の日記のタイトルを「正論」としたが、産業経済新聞社(サンケイ新聞)が発刊している月刊誌を真似たわけでもなく、また、同誌の執筆者は元内閣総理大臣、某知事、著名な評論家やジャーナリストで、浅学菲才な私とは比較にならないから、おくがましいタイトルが日記の内容とアンバランスになるかな。(悪い予想)
 さて、学校の先生や職員(教職員)で組織される労働組合に、日本教職員組合という巨大な組織がある。略称「日教組」であるが、戦後の学校教育現場を崩壊させてきた張本人であると個人的に考えている。
 兄妹や親戚、また友人、同級生に教職員が多くいる。身内や友人だからという訳でないが、全て優秀な教職員である。
 ところが、こうした教職員のすべてでないが、日教組に加入している者が多くいる。
 日教組は、教師の「倫理要綱」なるものを定めている。もっと、平たく言えば、教師として守り行うべき道の基本となる大切な事柄が定められている「きまり」であるが、この倫理要綱に「我々は科学的真理(マルクス主義)に従って行動する」としている。
 この要綱からも明らかなように、組合思想の根本には階級闘争イデオロギーがある。
 若いころ、教員である兄妹と口から泡を飛ばして、この思想や組合の活動に関して激論したことがある。
日教組は、資本主義に対立する概念としての社会主義思想でなく、資本主義社会を打倒して社会主義国家を樹立ための革命理念という面が強いし、これを将来の我が国を背負う子供の教育に導入されたらたまらない。
 教育現場にイデオロギーを持ち込むこと自体が間違いという信念を持ち続けているから、日教組ははっきり言って大嫌いであるし、彼らがこれまでとってきた行動や活動は許せない。
 政権交代において、日教組は当然のように民主党を支持し、北海道教職員組合による多額の政治献金問題などで逮捕者がでたように、もはや教職員組合としての活動領域を逸脱していることが判る。
 民主党は、今、党を離れる議員が続出して党の存亡危機に立たされているが、幹事長は山梨県から選出された元教員である。
 この日教組は、年々、組織率が低下しているものの、山梨県、静岡県、新潟県、愛知県、大分県、兵庫県は組織率が高い。
 一方、栃木県、岐阜県、和歌山県、愛媛県などは、組織率が0に近いところもあるようである。
 「君が代不斉唱、不起立」、「ゆとり教育」の提唱など、彼らがとってきた行動は、国家の滅亡にもつながりかねない。
 間もなく、ロンドンオリンピックが始まるが、日本選手の活躍を大いに期待するところである。
 この日本選手が、優勝した場合、表彰台の中央に立ち、君が代が流れ、国旗が掲揚されるが、日教組の言う、思想や良心の自由に反するといって、これを拒否するような国が、世界であるなら教えてほしい。
 国家の名誉と国民の期待に応えて優秀な成績を収めた選手諸君は、堂々と胸をはり、大きな声で国家を歌ってほしいのである。教育現場で学んだ?ことは誤りであるから、余計にそう願うのである。
 意地悪をする気はないが、日教組に加入する教職員は、こんな場合にどんな行動をするのだろうか?
 いじめ問題に関しても、教育の現場で自衛官や警察官の職業を批判し、その子弟へのいじめ行為や内申書の評価を意図的に下げるなどの不当な行為をしてきたのである。
 生徒が生徒をいじめるのでなく、先生が親の職業等を理由に子供をいじめるのである。
 現実に被害を受けた子弟は、相当数に上るし、登校拒否などの問題が発生した。
 こんな教職員(全ての教職員がそうだとは言えない。)に、今、改めて問題となっている学校におけるいじめを解決できるわけがない。
 だから、学校の責任、教職員の責任を問う声が大きいが、もともと能力のない者に何を期待するのかである。
 数字も読めない者に掛け算をすることを求めても、答えはかえってこない。
 また、仮に少しぐらいの能力があっても、気力、やる気がないから解決策にはならない。
 勉強する気がない子供に、いくら詰め込み教育をしても意味のないことと同じである。
 何事も全ては現場である。教育委員会も批判を受けているが、教育現場から正しい報告がなければ、学校・教員を指導、監督する教育委員会は、正しい対策がとれない。
 警察が強制捜査にはいり、学校や教育委員会から資料を押収しているから、次第に真実が明かされると思うが、こうした中、大津市教育委員会の沢村教育長は、マスコミ取材に対して立派な対応をしている。
 涙して取材に応じる市長とは雲泥の差である。(めそめそするな・・・・・)
 自殺の原因がいじめであることを否定しな一方で、いじめ以外の家庭事情にもあるのではないかとして家庭事情についても真実を明らかにしてほしいと主張するコメントは、あまり評価していない教育委員会の長としての正論である。
 自殺した子供の遺族や弁護士か、大津市教育委員会のコメントに感情的になることはない。
 すべてが明らかにされ(個人的には明らかにしないほうが救われる、傷つかない、恥をかかなくてよい等思っているが・・・・)今後のいじめ対策に役立ち、再び、同じような不幸なこと(自殺)が発生しなければよいと思っている。
 1万件?以上の苦情や抗議・・・・・そんな数は気にすることはない。数字を水増しするのもマスコミの得意とするところだ。
 原子力再稼働反対デモのデモ参加者数の報道では、警備につく警察と主催者側の数字が極端に違う。はっきり言って主催者側の水増し発表であるが、現場に記者が取材に言っているから、どの数字が正しいかは判断できる。
しかし、これを批判しないのがマスコミ体質「主催者の発表によると・・・・」である。
 もしかしたら、記者は、理系出身者で数字に強いと採用されず数字音痴が記者への早道なのだろうか?(笑)
 就職難で、大学を卒業しても就職できない人に、マスコミ採用試験に合格する方法のポイント教示(ど笑)
公共機関などが少しでも誤った数値を発表したら、蜂の巣をつつく騒ぎをするマスコミが、反対運動の主催者の常識を逸脱した発表を、そのまま記事にするのがマススコミだから、記事全てを信用しないように忠告しているのであるが、まだまだ忠告を聞かない者が多い。
 
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大嘘をつく新聞記者

 猛暑が続く中、全国各地で夏の甲子園を目指して熱い戦いが繰り広げられている。
 野球が好きで、プロになることを夢みた幼少期があった。
 でも、責任を他に転嫁するつもりはないが、貧しい家庭で生まれ、育ち、苦学して学校に通う高校生時代は、野球部に所属することさえ出来なかった。
 甲子園を目指す学校には、伝統校と呼ばれる優勝経験豊富な学校があれば、野球部設立間もない学校があるし、部員数100人を超える学校があれば、補欠選手を含めても10名に満たないため、急きょ、他部から選手をかき集めて甲子園を目指す学校もある。
 各都道府県予選に出場する学校はいろいろであるが、どの学校も同等の出場権利があり、優勝すれば甲子園に出場できるのあるから、夢も膨らむ。
 ところで、この都道府県大会の記事が各新聞社の紙面に掲載されているが、その記事は、都道府県大会が甲子園予選大会であるから、新聞の地方紙がこれを記事にしている段階である。
 滋賀県は、47都道府県中、地方新聞が一紙として存在しない唯一の県である。
過去には、滋賀日々新聞、最近では、みんなの滋賀新聞が発刊されていたが、いずれも廃刊となっているから、滋賀は新聞文化の疎い県であるといえる。
 滋賀で地方新聞が育たない理由の一つが、県庁所在地が京都に近いということが挙げられる。
 他に理由は多くあるが、個人的には、これが最大の原因と考えている。
 こと新聞に限らず、政治、経済、文化などすべての分野で、滋賀は常に、京都の後方に位置して、京都より前にでなかったことが、今日も大きく影を落としている。
 全国から、比叡山は京都にあるし、琵琶湖も京都とおもっている人も少なからず居るのが現実である。
 最近こそ、朝宮、土山などの甲賀市(旧甲賀郡)のお茶が、ブランド化されてきたが、過去は、すべて宇治茶(京都)として全国に出荷されたのである。
 そこで新聞の話であるが、地方紙がないため、滋賀県南部はK新聞が、滋賀県中・北部はC新聞が、滋賀版紙面を多く配して、滋賀県に関する記事を掲載している。
 高校野球の地方大会(滋賀大会)は、両紙が記事を掲載するほか、A新聞、Y新聞、M新聞等の新聞地方版が記事を掲載している。
 そうした中、K新聞は、ある意味では滋賀県に購読者が多くいることから、滋賀県の地方紙としての役割や責任があると思うのであるが、高校野球の記事に関して不満を覚えることが続いた。
 ここ数日間のK新聞の高校野球(スポーツ)面を見ると、奇数ページは京都大会、偶数ページは滋賀大会の記事が掲載させているが、記事に添付された写真は、京都大会はカラー写真、滋賀大会は白黒写真である。
 カラーか白黒かはK新聞の勝手であるが、同じ高校生が必死にプレーする姿に京都と滋賀に何の差はない。
 青春の一ページを記録として残す少年たちの目に、何故、滋賀は白黒写真なのかと単純な疑問が生じる。
 新聞の購読料も差がないなら、滋賀大会も京都会同様にカラーにしてはどうかと考えられる。
 そこで難問解決・・・難問ではないが滋賀の球児に喜んでもらえるならと思い、即実行。
 K新聞滋賀本社に電話して、京都大会のカラー写真、滋賀大会の白黒写真の差を問いただすと、答えは、京都大会は滋賀大会より進行が速いからカラーで、滋賀大会も上位高校の争いになればカラーになるとの回答であった。
 一応、納得して、できる限る高校生を公平に処遇したやってほしい旨進言しておいた。
 ところが、今朝の記事を見ると、左の偶数ページの京都大会の記事の写真はカラー、そして滋賀大会の右ページの記事は写真が白黒となっているが、この右ページには、京都大会の4回戦(左ページの3回戦より上位高校の対戦)記事が掲載され、これは写真がカラーでなく白黒写真であった。
 K新聞滋賀本社の記者は、電話の質問に対して、一言でいうと「嘘」をついたのである。
 彼らは、取材活動するときは、新聞社名を背景に、相手の都合や立場を考えず強引に取材するのが常であり、そして新聞社の恣意で、記事になったり、記事が掲載されないことが決まるのである。
 高校球児を公平に扱うよう進言したのに、真っ赤な嘘をつかれた。
 マスコミによる記事、報道は、場合によっては、記事にされた者の人生を大きく左右する影響力を持っている。
 新聞販売店を経営されている人が、購読者が減少する傾向が避けられず、新聞を赤字覚悟でポスティング(無料配布)して購読者を増やそうと努力されているのに、この記者は何の抵抗もなく無責任な嘘をつくのである。
 これは、この対応した記者個人の問題でなく、こんな記者を採用する企業、そして社員を教育し指導することができない企業の責任である。
 新聞限らず、テレビなどマスメディアの報道を鵜呑みに信用しないで、その記事や内容を冷静に見極める能力を身に着けたいものである。
 彼らは、必ず、面白く読者が気をを引く方向に誘導する番組編成やコメントをする。
 マスコミに扇動されて行動した挙句、自らが何らかの責任をとらなくなければならないとき、マスコミは代わって責任をとってくれません。 このページのトップへ
過熱するマスコミフィーバー

 日毎、最も恐れていたことが現実となってきた。
 いじめ問題でマスコミがフィーバーすることである。
 熊本・大分を中心とした豪雨による災害記事よりも、大きな文字での記事やテレビ画面が横行している。
 中学生や保護者への取材合戦など、完全にモラルを失っていることを自覚しないのだろうか?
 遅ればせながら教育関係者が対策チームを編成して対策を協議し、警察も異例の強制捜査に着手したのだから、静観するのが常識だろう。
 毎日、重箱の隅をつつくような記事を掲載しないで、大局的な立場でいじめ問題に取り組むのが、マスコミの使命であると考える。
 新聞、テレビの取材人が、夏の夜の誘蛾灯に集う害虫の姿と重なる。
 ところで、筑波大学といえば、旧名は東京教育大学、その前は東京師範学校であって、多くの教育者を配してきた名門大学である。
 この大学の名誉教授で、国際医療福祉大学教授の小田晋先生の著書に、「大人社会のいじめ心理を分析しよう」と題した本がある。
 興味ある人は、本を購入して読んで欲しいが、インターネット上にこの本を要約した内容が公開されている。
 無料でアクセスできるから、この要約文を読んで勉強されることをお勧めするが、自身が注目するポイントを紹介しておこう。
 先生は、いじめを社会(自身の第29篇のブログに綴ったように、いじめは学校だけのことでなく社会にも蔓延していることの意)の病理現象として、危機感を抱いておられ、いじめに悩んでいる大人、自分をダメ人間と思っている大人に必読してほしいと考え出版されたようである。
 注目するポイントは、人間に限らず脊椎動物が基本的にもっている3つの欲求は食欲、性欲、攻撃欲で、いじめは、この攻撃欲の発現であって、生命の存続に不可欠なものとされている。
 自身のような無能力者の考えを、小田教授の考えと同列視しすることは奥がましいが、教授も、攻撃欲がある限りいじめはなくならないとの考えである。
 そこで、いじめはなくならないから放置し自然の成り行きに任せると大変な国になるから、いじめを抑止するための方策に関して次の3点挙げておられる。
 その1は、本能的な欲望を抑制する機能は大脳皮質がつかさどっているから、躾や教育等による大脳皮質へ働きかけが重要であること。
 その2は、いじめには必ず罰を与えること。
 その3は、幼児期のスキンシップが大切であること。
 この3点目を詳しく説明すると、人の心の痛みを理解する能力は、幼児期の母親の影響が大きいから、母親が子供に対して密接な働きかけをして子供の情緒的な心を成長させることが重要であると唱えておられる。
 核家族が蔓延して、いわゆる、おじいちゃん、おっばちゃんと同居しないし、夫婦共稼ぎで、幼少期から保育園や幼稚園にこどもを預け、スキンシップの機会が少ない母子関係が現代社会の実情である。
 共働きしないと生活できない家庭もあるが、贅沢をしたいから共稼ぎをする家庭もすくなくない。
 目前の収入(お金)を儲ける(得る)一方で、大事なものを失くすこと(こどもの情緒的な心を成長させることが疎かになる。)となり、その数年先(子供が小・中学生になった頃)に取り返しのつかないことになってしまうかもしれない。
 そして、その情緒的な心は大人になっても成長しないから、犯罪者等へと転落していくのである。
 熱烈な恋愛で結婚し、子供を儲けておきながら、親のエゴで離婚し、その大半は女性(母親)が子供を引き取るケースが多くみられ、母親は働かないと生活できないから、やむを得ず子供を保育園などに預ける。
 子供の躾や教育は保育園任せとなってしまうようでは、将来、我が子がいじめの当事者になる危険性がある。
 ましてや、離婚後に別の男と一緒(再婚、同棲)し、男からみると子供が邪魔になってきて折檻する、放置するなど痛ましい事件が多発している。
 また、シングルマザーになっても、若い母親はまだまだ遊びたいから、子供をあずけたままにして遊び耽る・・・・・・・
 愛する子供とスキンシップができるわけがない。
 近隣に住む女性からもこんな悩みを聞いた。
 この女性の娘さんは良家に嫁いでおられ、最近子供にも恵まれ何一つ不平不満はないとおもわれがちであるが、大きな悩みがあるとのこと。
 共稼ぎの必要もなく、何時も子供と一緒であるが、母親が携帯電話やスマートフォンに夢中で、子供とのスキンシップをしないということであった。
 こんな若い母親が多くなると、将来において、いじめは増加するように思える。
 マスコミ報道に惑わされることなく、また、今話題となっている某中学校を批判することに終始することなく、これを他山の石として、大局的な視点でいじめについて真剣に考えてほしいものである。
 今回、自身のブログに寄せられたコメントには、脊椎動物の本能の一つである攻撃欲が如実に表れたものが多くあるが、よくよく考えると、これも「いじめ」行為そのもである。
 しかし、自身がこうしたブログを寄せた者からみて、肉体的、精神的、立場的に弱い立場にあるわけでなく、稚拙、低俗な内容によって苦しんでいることもないので、いじめに当たらないが、相手がかわれば立派な「いじめ」そのもの、そして、いじめは犯罪行為である。
 マスコミフィーバーには、本当に困ったもので、他社よりも話題になる記事を取材しようとしている姿は、飛んで火に入る夏の虫のように思える。
 マスコミには、いい加減にしてほしい。報道の精神、使命の原点は・・・・・
 
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 飛んで火に入る夏の虫

 ブログを始めてから間もなく二か月になろうとしている。
 動機は、退職前に、自らの半生を綴った自叙伝、自叙伝となるとまだ時期尚早だから、それに代わる「回顧録」なるものを自費出版しようと考え、在職中に体験したことを短編でまとめておいた。
 しかし、この思いが達成できない中、ある人と会話中にブログを勧められた。
 言葉は聞いたが、どのようなシステムになっているのか全くしらない。
 芸能人が、自身のブログを開設し、ファンに情報を提供する手段として活用しているらしい程度の知識だけ。
 その一方で、社会奉仕の一環として、解決できない難問で困っている人や企業の手助けをしたいと考えで立ち上げたオフィースの存在を多くの人に知っていただく手段(宣伝)がないかと模索し、ホームページの立ち上げも検討した。
 この二つの目的を、達成できるかもしれないシステムとして勧められたのがブログである。
 ブログは日記コミュニティーであって、実名を明かしているブロガーもおられるが、愉快で楽しいネーミングで登録し、顔を会わせたことがない者同志が、主義、主張を綴り、コメントするなどするインタネット上でのコミニュケーションの場であることから、少し様子を窺いながら参加することにした。
 誰に教わることなく、インターネットで勉強し、有料のドメインを取得し、金儲けで利用する意思はないが、インターネットで知ったA8.netにも登録した次第である。
 回顧録を綴るには、もう少しブログ世界を体験してから判断することにして、思いつくまま日々の生活の中で感じたことを徒然なるまま掲載してきた。
 そして、この二か月間で、このブログが29篇目となる。
 この間に、いじめ問題が社会の耳目を集めることとなり、それに関して綴ったところ大きな反響となった。
 将来ある尊い人命を軽視しているわけでもなく、いじめが原因で自殺しているのであれば、実に不幸なことであって、これまでから機会あるごとに取り上げれれてきた「いじめ問題」が解決することを願っている。
 昨日の捜査幹部との会話でも、こことは話しておいた。
 しかし、残念だが、いじめ解決の処方箋となる対策はないだろうと思う。
 学校におけるいじめ問題は、今に始まったことでない。これまで幾度となく、問題とされておりながら効果ある対策は取れないで、忘れた頃に発現してくる。
 コメントしてきた者の中には、いじめの被害を体験した人、また、若気の至りで、いじめをしたことのある人もいるのではないだろうか。
 学校や教職員、教育委員会、警察の責任だけではないだろう。親にも責任があるだろう。
 そして、もっと他に根本的に解決しなければならないことがあるだろう。
 マスコミに扇動されて、騒いでも何の解決策も得られない。
 でも、将来において、いじめはなくならないと考える。
 ロボットのように同じ姿、形をしていて、同じ考えの子供であれば、いじめはない。
 しかし、神は人間に大きな試練を与えた。
 子供だけでなく、人間は「十人十色」全て同じ人はいない。クローン人間ができても同じでないし、人間以外の動物の世界でも同じことである。
 暴力的・体力的に強い、弱いの差があり、価値観、能力、育った環境、好き嫌いなどの感情はみんな違う。
 こうした者(人間=動物)が学校、会社、地域社会などにおいて、共同生活をする中、必ず、いじめは発生する。
 いじめは、中学校だけでない。保育園や小学校、また高校や大学、そして会社や地域においてもいじめはある。
 今回、いじめについて綴ったが、異論あるだろうか。
 さて、前置きが長くなったがタイトルの話に戻そう。
 これからは、また批判を受けるかもしれないが、「飛んで火に入る夏の虫」という言葉がある。
 本格的な夏の到来で、昆虫や害虫が飛び交う。
 快適な生活をしたい人間にとって、害虫は邪魔だから、昆(害)虫の光に向かって飛ぶ習性を利用して、誘蛾灯などで虫を誘き寄せ退治する。
 そこで、今回のいじめ問題における「いじめ」については先に日記に綴ったから重複は避けて、この問題を今の時期(発生後10か月経過)に記事に取り上げたマスコミとマスコミを仕掛けた人物の話である。
 もっと、極論を言えばマスコミの特質を知りつくし者が、マスコミを誘い寄せて仕掛けたセオリー・・・・
 「蛾の火に赴くが如し」で、愚人は夏の虫、手を出して火傷する。「飛蛾が火に入るが如し」
 この、「飛蛾が火に入るが如し」とは、感情の赴くまま、正確な事実をしらないで、いじめとは関係のない人の名前を名指ししたインターネット上での犯罪行為者であるし、爆破予告や殺害予告、刃物や薬液を市役所に送り付ける行為をした者の様子に合致する。
 そして、マスコミ取材が過熱し、中学校の生徒を対象として取材活動されているが、高校受験を目指して勉学に励んでいる生徒等、学生に及ぼす影響は計り知れない。
 教育員会の責任、学校(教職員)の責任、警察の責任・・・・・擁護もしないし批判もしないが、これらは責任が皆無とはならないだろう。
 しかし、よく考え欲しいし、現実を直視してみてはどうだろうか。
 教職員に学校で発生するいじめに対して、正面から取組み解決する能力があると思うことが誤りである。
 また、発生したいじめを調査して正確に事実を掴むこともできないし、する能力や気力がない。
 仮に、いじめ生徒を特定しても、事情聴取できますか。「こら!先公、何の用事や」程度の言葉が返ってきて、教職員は、それ以上何もできない。こんなことは、周知の事実でないのだろうか。

 ここで、ノンフィクションかフィクションかの判断は、ブログを読む人にお任せすることにして物語を綴ることにしよう。

 湖のある街に、中学校に通う子供を持つ夫婦が住んでいた。
 子供は、元気に学校に通学し勉学やスポーツに励んでいると思っていた。
 いじめにあっている気配も感じない。(感じていたなら、ゆっくり会話するこtろが望まれた)
 ところが、ある日、この最愛の子供は、何の理由か告げないまま自ら命を絶ってしまった。
 夫婦は悲しみに明け暮れた。
 こどもの自殺の原因を知りたい。
 しかし、自ら調査することができないが、いじめが原因しているのではないかと思うようになった。
 自ら捜査や調査できない夫婦は、警察訪れたが、具体的な被害事実が明らかでない理由で被害届出は受理できないと断られた。
 しかし、子供の自殺原因をしりたい。いじめが原因であるとしか言いようがない。
 再度警察を訪れるが、事実が特定できないとの理由で被害届出は受理されなかった。
 警察は、被害届出の不受理の理由を説明するだけでなく、被害届出の有無に関係なく、捜査することを告げるなど、夫婦の立場で親切な対応をするべきである。
 夫婦は、困り果て、周囲の助言や紹介のもと、然るべき法律関係者の門を叩いた。
 当然、この者は、学校(大津市)を相手取っていじめによる自殺として裁判所に損害賠償を訴える方法を教示し、訴訟を提起した。
 法律関係者は百戦錬磨・・・・
 自ら苦労しなくても、警察の被害届出不受理を逆手にとって警察に捜査させる最良の方法として、マスコミ関係の1社だけに、警察が被害届出を受理しない旨の情報提供した。
 少年の両親は、言われるまま藁をもつかむ思いでマスコミの取材に応じクローズアップされた。
 一社のみに情報を提供するテクニックは、他社からみて「特ダネを先行された」と慌てふためき取材に走り、結果的には、全社に平等に情報提供するより記事のボリュームが大きくなるのだ。
 マスコミの取材合戦である。記者諸君は、火に向かって飛び交う蛾・・・・
 少年の親を前面にだし、警察の落ち度を訴え、読者を扇動する。最も安全な報道手段である。(文句が来ない)
 この訴訟の損害賠償請求額はしらないが、法曹関係者には、仮に請求額が7000万円としたら、裁判で勝訴すると、概ね850万円から1000万円の報酬が手に入る。敗訴したら報酬は0円である。
 汗しないで、飛んで火にいる夏の虫(マスコミ関係者、ブログで熱くなっている者、脅迫状を送りつけて逮捕されている者など、踊らされている蛾は多種に及ぶ。)を冷静に眺めているようでならない。
 私が両親なら、最愛の子供の命を7000万円とはしない。両親も言われるまま従っているのだろう。
 地球より重い命に値段をつけないが、法曹界とはこんなところである。(徒然物語完結)
 
 暑い夏の夜、哀れな虫を眺めながら、自らが何をなすべきかを考えてみよう。
それまでに、いろいろな忠告に真摯に耳を傾けて、問題の日記は削除することにした。
 それは、コメントを頂戴した者の数(最高位で9位、今は22位に後退)もさることながら、頑固親爺の徒然日記を訪問していただいたブロガーの数が6000人となったことも考慮してのことである。
 ブログを楽しみ、有効に活用されている人が多いことに安心したし感謝するが、金儲けのためなどに悪用する、また、ブログを批判して熱くなりすぎ勇み足をする人など、心無い人が多いのも事実である。
 あるブログには、「ブログのコメントは、ばか、死ね、アホ、お前・・・等が当たり前の世界」と忠告があったが、本当にこんなことでいいのだろうか。
 ブログの世界を楽しい、有意義な世界に変えるという難問が解決するよう願っている。
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甲賀の"ういたかひょうたん狸"
  • Author: 甲賀の"ういたかひょうたん狸"
  • 1948年1月生れ
    長年、公務員として奉職し定年退職
    コンサルタント会社オフィース”K”代表
    地方公共団体、道路管理、警備業等の顧問、セキュリティーアドバイザー、相談役経験
    社員教育、公判対策、各種問題解決、対外交渉、リスク管理、コンプライアンス等幅広く担当
    「生涯現役」が信条
    法的な解決だけでなく、日常生じる「難問」を抱える企業等の要望に対応、奮闘中

     

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Author:甲賀の"ういたかひょうたん狸"
1948年1月生れ
長年、公務員として奉職し定年退職
コンサルタント会社オフィース”K”代表
地方公共団体、道路管理、警備業等の顧問、セキュリティーアドバイザー、相談役経験
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