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　長野県警の警察官２人が捜査で使うシステムを悪用し車の所有者の個人情報を不正に漏らした疑いで２０日、愛知県警に逮捕されました。

　逮捕されたのはいずれも長野県警の巡査部長で松本署の梓川駐在所に勤務する石黒俊雄容疑者（６０）と、須坂署の交番に勤務する倉品宏容疑者（５０）の２人です。

　２人はことし春頃、警察が捜査のために使用するシステムを悪用し車のナンバーから所有者の氏名や住所などの個人情報を割り出し、外部に漏らした地方公務員法違反の疑いが持たれています。

　２人は長野県警のＯＢが経営する探偵会社からの依頼を受け情報を漏らしていて、そのＯＢも２０日逮捕されました。

　取り調べに対して、石黒容疑者ら３人は容疑を認めているということです。

　愛知県警は去年の秋から、戸籍や住民票を不正に取得した司法書士、職歴情報を漏らしたハローワークの職員、携帯電話の契約者情報を漏らしたソフトバンクの販売店店長らを逮捕・起訴していて、一連の捜査の中で今回の事件が浮上したということです。（20日18:27）