「うつと気弱さは無関係」 笹川氏発言に学会理事長うつ病で休職する教員をめぐり「(国会議員は)そんな気が弱かったら務まらない」と述べた自民党笹川尭総務会長の発言に対し、日本生物学的精神医学会の倉知正佳理事長らが15日、「うつ病と気の強さ弱さとの関係は指摘されていない」とする声明を出した。「典型的なうつ病はきちょうめん、仕事熱心で責任感の強い人がなりやすいといわれている」と解説している。 声明は、自殺者の多くが直前にうつ病やうつ状態であることも指摘。笹川氏に、うつ病患者の苦しみを理解し対策、解明に協力するよう訴えた。 笹川氏は14日の大分市内での講演で「うつ病で休業している先生がたくさんいらっしゃる。国会議員には1人もいない。そんな気が弱かったら務まりませんから」と述べた。 【共同通信】
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