国際【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 性戯弄、性醜行、性奴隷…2012.7.21 03:11

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【外信コラム】
ソウルからヨボセヨ 性戯弄、性醜行、性奴隷…

2012.7.21 03:11 外信コラム

 韓国ではセクハラのことを「ソンヒロン(性戯弄)」という。痴漢行為は「ソンチュヘン(性醜行)」で、地下鉄網が広がったせいか近年、ラッシュアワーでのこれがよく問題になる。さらに売春は「ソンメメ(性売買)」で、こちらは最近、有力紙が「韓国は性売買輸出大国!」といって批判キャンペーンを大々的に展開している。

 国内では「性売買」関係者が当局の取り締まり強化に抗議し「性労働者の生存権を守れ!」と叫んで堂々とデモをしているが、「性労働者」とはすごい。

 以前は「淪落(りんらく)行為」とか「淪落女」などと表現し法律も「淪落行為防止法」となっていた。それが10年ほど前から法律を含め「性売買」に変わった。「淪落」とは「身を持ち崩す、落ちぶれる」という奥ゆかしい(?)言葉だった。

 日本語の「春を売る」という「売春」も直接的表現を避けたもので、「風俗産業」とか「風俗嬢」というのもそれだ。ある種の社会的配慮である。

 韓国では最近、元日本軍相手の慰安婦のことを「性奴隷」と表現すべきだとの主張が出ている。一部、英語で使われている表現をそのまま使おうというのだ。「性奴隷」もすごい。「日本憎し」のあまりの表現だろうが、元「慰安婦」の老女たちはそう呼ばれることに納得だろうか。(黒田勝弘)

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