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2012年7月20日11時3分

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原子力規制委員長に田中俊一氏 行政の縦割り構造批判

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写真:田中俊一氏田中俊一氏

 野田内閣は20日、原発の安全規制を新たに担う原子力規制委員会の初代委員長に、前内閣府原子力委員長代理の田中俊一・高度情報科学技術研究機構顧問(67)を起用する人事案を固めた。国会に提示して同意が得られれば、規制委は9月初めにも発足する。ただ、事前に人事案が報道されたため自民党などが反発し、予定していた20日中の提示は見送られた。

 田中氏は放射線物理が専門で、日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)副理事長や日本原子力学会会長を歴任。2007〜09年に内閣府の原子力委員長代理を務めた。東京電力福島第一原発事故後は原子力行政の縦割り構造を批判し、福島の除染活動にも携わっている。

 原子力規制委の委員長と委員4人は国会同意人事で、田中氏の任期は5年。委員の人事案は、中村佳代子・日本アイソトープ協会主査▽日本原子力研究開発機構の更田(ふけた)豊志・原子力基礎工学研究部門副部門長▽福島第一原発事故の国会事故調査委員会委員を務めた大島賢三・元国連大使▽地震予知連絡会会長の島崎邦彦・東大名誉教授。

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