アニメ「トップをねらえ2!」(以下、トップ2!)のBlu―ray BOX発売記念トークイベントが7日、東京・新宿区のロフトプラスワンで行われた。
「トップ2!」は、アニメ制作会社ガイナックスの初期の大ヒットアニメ「トップをねらえ!」(以下トップ!。1988年制作)の続編。イベントには鶴巻和哉監督、作画の貞本義行氏、絵コンテ担当の樋口真嗣氏と主人公ノノ役の福井裕佳梨の4人が登場し、秘話を語った。
鶴巻監督がまず「トップ2!」の制作時の現場の様子について触れ、「アフレコしか楽しくなかったです」とボソッと話し笑いを誘った。大ヒット作の続編というプレッシャーの中で、悩み苦しみぬいた作業だったのだ。
続けて「制作が決定してから(完成までの間)、周囲から『俺ならこんな風に作る』と言われ続けました」と告白。外野の声にもかなり神経をすり減らしていたという。
完成後も同監督の多忙は続く。現在、11月公開の映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版Q」の監督も務めているのだ。大作を連続で任されているのは、それだけ実力が評価されているわけだが、その心労は並大抵ではない。会場からはこの日が七夕だったことから願いごとを聞かれたが、自身のプライベートではなく、「映画(の完成)が何とか間に合いますように!」と答えたのがそれを物語っていた。
紅一点、主演の福井は「大変だったシーン」について、第1話と最終話で繰り出される主人公の必殺技「イナズマキック」のセリフの言い回しにをあげた。鶴巻監督から「綺麗なセリフにしないでくれ!」「キックのキとツの間の母音のイを何度もいい続けてくれ!」と何度も注文が入ったという。その発音を出すために、数十回もリテイク。彼女も相当のプレッシャーとの戦いだったようだ。
トークショーの途中からは「トップ!」が作られた88年当時のガイナックスの思い出話になり、樋口氏が「トップガン(86年の米国映画)とエースを狙え(山本鈴美香原作の漫画・アニメ化もされた)をあわせたような話を作ろうといわれましたけど、僕以外、誰もトップガンを見ていなかったんです」と言って会場は大爆笑。その後も当時のガイナックスの凄まじい状況が語られ続け、大盛り上がりだった。
なお、トークショー最後に、今年の秋に「トップ!」と「トップ2!」の集大成ともいえる「トップをねらえ 大全!」が、バンダイビジュアルから発売されることも発表された。
バンダイビジュアル
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