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「(仮称)木造公共施設整備の手引」作成へ ~公共建築物等の木造化・木質化を目指して 第1回埼玉の木づかいワークショップ開催~

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年7月20日更新
部局名: 農林部
課所名: 森づくり課
担当名: 木材利用推進担当
担当者名: 須田・大澤
内線電話番号:4318
直通電話番号: 048-830-4318
Email: a4300-11@pref.saitama.lg.jp

 公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律が平成22年10月に施行され、現在、県内市町村では公共建築物への木材利用の方針の策定を進めているところです。

 これまで、公共建築物の整備では、建築事例や構造、材料に関する知見の多い鉄筋コンクリート造や鉄骨造などの構造が選択されやすい状況にあります。

 この状況を変えていくためには、市町村、県が公共建築物を企画する際、木材や木造の知識や情報について、担当者にもわかりやすくまとめたものが必要となっています。

 そのため、市町村・県職員、設計・施工関係者、木材関係者が一堂に会し、それぞれの専門的な立場から意見を出し合い、お互いの専門性を補完しあい、どうしたら公共建築物の木造化・木質化が進むのか議論を行う「埼玉の木づかいワークショップ」への参加を呼びかけたところ、49人から応募がありました。

 このたび、平成24年7月5日に、第1回のワークショップが杉戸町立中央幼稚園の木造遊戯棟(平成22年度新築工事施工)において開催され、同幼稚園の建築時の問題点や対応策の事例発表を聞くとともに、公共建築物への県産木材の利用に関する課題や疑問点などが話し合われました。

 そして、1年間の議論の成果として、木材や木造に対する関係者の疑問に答える「(仮称)木造公共施設整備の手引」を作成することになりました。

 第2回のワークショップは、平成24年9月6日に、ときがわ町勤労者福祉会館(平成22年度内装木質化工事施工)において開催する予定です。 

 

1 第1回ワークショップの開催結果の概要

(1)開催日時:平成24年7月5日(木)13:00~17:00

(2)開催場所:杉戸町立中央幼稚園

(3)参加人数:36人

(4)全体討議:木造が選択されにくい現状の分析、ワークショップの成果として

         「(仮称)木造公共施設整備の手引」を作成することなどを確認

(5)グループ討議:3班に分かれて、(ア)県産木材の利用の意義と木のよさ、(イ)丸太・製材品の基礎知識、

           (ウ)木造建築物とその他の建築物の比較の3つのテーマについて、

           ブレインストーミング法などにより課題や疑問点などの洗い出し、取りまとめを行い、

           県産木材に関する共通認識を確認

 

2 「埼玉の木づかいワークショップ」の概要

(1)構成員:計49人

       市町村職員13人、県職員16人、設計・施工関係者11人、木材関係者9人

(2)開催計画:平成24年7月~平成25年3月(年度内に5回程度)

(3)開催場所:各回、県内の木造・木質化施設を巡回して現地視察も兼ねて実施

(4)開催内容:県内の木造・木質化施設の建築事例の全体討議、建築に係る各テーマに 

        おける課題と対応のグループ討議を実施

(5)成果の取りまとめ:「(仮称)木造公共施設整備の手引」の作成

 

(参考) 公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律の概要

(1)国の責務

   国は、木材の利用の促進に関する施策を総合的に策定し、実施するとともに、

  自ら率先してその整備する公共建築物における木材の利用に努めなければならない。

(2)都道府県及び市町村における方針の策定

   都道府県知事及び市町村は、それぞれ、当該都道府県及び市町村が整備する公共建築物

  における木材の利用の目標等を内容とする、公共建築物における木材の利用の促進に関する方針

  を定めることができる。

(3)県及び県内市町村の方針の策定状況

  ア 埼玉県:県有施設の木造化・木質化等に関する指針(平成15年11月15日策定)

  イ 策定済み市町村:ときがわ町、秩父市、小鹿野町、横瀬町、皆野町、長瀞町、寄居町、毛呂山町、飯能市