山口知事選:オスプレイ保守王国直撃 上関原発是非も争点
毎日新聞 2012年07月20日 01時43分(最終更新 07月20日 05時05分)
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの搬入問題が、29日投開票の山口県知事選を直撃している。米軍岩国基地(山口県岩国市)への搬入が23日に予定され、選挙戦と重なるからだ。すでに中国電力(広島市)の上関(かみのせき)原発計画の是非も主要争点となっており、二つの国政テーマが選挙戦で問われる構図。「保守王国」山口で、政権与党の民主党は候補擁立を見送り、推薦候補を抱える自民党が防戦に追われている。【佐藤丈一、尾村洋介、吉川雄策】
「油断してはいけない状況で、私自身も応援に入れればと思う」−−自民党の谷垣禎一総裁は19日の記者会見で、山口県知事選について危機感をにじませた。18日の自民、公明両党の幹部会合でも、両党が連携して選挙戦に取り組む方針を確認した。