わいせつ:5女児に強姦・強制わいせつ、「悪逆」懲役20年−−地裁判決 /兵庫
毎日新聞 2012年07月20日 地方版
4〜8歳の女児5人にわいせつな行為をしたなどとして、強姦(ごうかん)や強制わいせつの罪に問われた神戸市北区、無職、大原高光被告(24)の判決公判が19日、神戸地裁で開かれ、丸田顕裁判長は「まれにみる悪逆ぶり」として懲役20年(求刑・懲役25年)を言い渡した。
判決によると、大原被告は10年5〜10月、神戸市内の公園や団地の室内で4〜8歳の女児5人に強姦などを繰り返した上、その状況をカメラ付き携帯電話で撮影したとされる。
丸田裁判長は、大原被告が「『裸の写真をばらまく』と口止めを図ったこともあった」と認定。「性犯罪の中でも特に悪質かつ重大」と断じた。
これまでの公判では、被害者の保護者による意見陳述が行われた。大原被告に対して、「鬼畜以下の所業」と糾弾したほか、「(被害者が幼く)記憶があいまいで被害届を出せない」といった問題についても指摘があった。【渡辺暢】
〔神戸版〕