銀座・晴海通りの地下映画館、来年3月閉館へ−地下街取り壊しで /東京
みんなの経済新聞ネットワーク 7月20日(金)19時52分配信
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晴海通りの地下に構える「銀座シネパトス」 |
ヒューマックスシネマ(新宿区)は7月20日、銀座の名画座「銀座シネパトス」(中央区銀座4、TEL 03-3561-4660)を来年3月末に閉館し、幕引き作品として同館を舞台に秋吉久美子さんや香川京子さんらが出演する新作映画を「産直」公開すると発表した。(銀座経済新聞)
【画像】 晴海通り沿いに突き出す円柱看板が目印
銀座4丁目三原橋地下街に3スクリーンを構える。同地下街は1952(昭和27)年に開設され、日本に現存する地下街としてはエチカフィット上野(旧地下鉄ストア)に次ぐ歴史を持つ。同館は1967〜1968(昭和42〜43)年、「銀座名画座」「銀座地球座」として相次いで開館。主に成人映画を上映し、1988(昭和63)年に館名を銀座シネパトスに変更後、一般映画を上映する現在のスタイルをスタートさせた。
「幅広い世代の方々と感動を共にできる劇場になれば」と、2008年から3スクリーンのうち1スクリーンを邦画名画の専門館と位置付けた。ソフト化されていない「幻」の名作からピンク映画までを、独自の視点で特集上映。銀座では唯一の名画座として映画ファンに愛されてきた。
閉館は、三原橋地下街が耐震性の問題から取り壊しが決まり、東京都から立ち退き命令を受けたことによるもの。これを受けて映画評論家の樋口尚文さんがメガホンを取り、同館が舞台の映画製作が決まった。
タイトルは「2部構成の映画などに挟まれる休憩」を指す映画用語「インターミッション」。休憩時間の客席で観客らが繰り広げるブラック・コメディーで、若手個性派俳優として話題作への出演が続く染谷将太さん、昭和期のスクリーンに花を添えてきた秋吉久美子さんや香川京子さんらが出演するオールスター映画となる予定。
新作上映は閉館まで続ける。閉館予定日は来年3月31日。
最終更新:7月20日(金)19時54分
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