VirtualDubMod

VirtualDubMod の概要や使い方を紹介しています

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多くの動画フォーマットに対応した動画編集ソフト「VirtualDubMod」。

VirtualDubMod
VirtualDubMod スクリーンショット
スクリーンショット
制作者 VirtualDubMod
日本語化パッチ 制作者 tnetsixenon
対応 98/NT/2000/XP/Vista/7

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● VirtualDubMod

多くのフォーマットに対応した動画編集ソフト。
各種動画ファイルを編集し、AVI / MKV / OGM ファイルとして出力することができます。
指定した場面のカット / コピー / ペースト、シャープ / ぼかし / スムース / 色調補正 / 明るさ補正 / 回転 /
反転 / リサイズ / インターレース解除 / 黒ベタ追加 / ウォーターマーク合成 などのフィルタ、音ズレ補正、
映像と音声の分離、音声すりかえ、コーデック を使っての映像 / 音声圧縮... などの機能が付いています。

「VirtualDubMod」 は、スタンダードなインターフェースの動画編集ソフトです。
不要な場面のカット、動画と動画の連結、音声入れ替え、音ズレ補正、映像 / 音声 の圧縮、クロップ、
リサイズ、色調 / 明るさ補正、フレームの回転 / 反転 ... 等々の処理を行うことができるビデオエディタで、
比較的クセがなく使いやすいところが大きな特徴。
対応しているフォーマットは、AVI / MPG / MPV / M1V / M2V / M2P / VOB / DAT / MKV / OGM 形式の
動画ファイル、BMP / TGA / PNG / JPG / GIF / PCX 等の画像ファイル。
(出力は AVI / MKV / OGM )
別途 「Avisynth」 をインストールすることで、WMV / FLV / MP4 / RM 等々のファイルも読み込めるように
なります※1
※1 ただし、対応する コーデックDirectshow Filter が、システムにインストールされている必要がある.

基本的な操作の流れは以下の通り。

    インストール
  1. まず、 「VirtualDubMod_1_5_10_2_All_inclusive.zip」 をダウンロードし、 解凍 しておきます。
  2. 次に、 「VirtualDubMod_1_5_10_2_b2542.zip」 をダウンロードし、これも解凍しておきます。
  3. 「VirtualDubMod_1_5_10_2_b2542.zip」 内に入っていた全てのファイルを、
    「VirtualDubMod_1_5_10_2_All_inclusive」 フォルダ内に上書きコピーします。
  4. 続いて、tnetsixenon さんのサイト で 「VirtualDubMod 1.5.10.2 Bugfix build 2542」 の
    日本語化パッチを入手し、解凍しておきます。
  5. あとは、日本語化パッチを 「VirtualDubMod_1_5_10_2_All_inclusive」 フォルダ内で実行すれば
    OK。
    実際に使う
  1. 「VirtualDubMod.exe」 を実行します。
  2. メニューバー上の 「ファイル」 → 「ビデオファイルを開く」 から、編集したい動画ファイルを
    読み込みます※2
    ※2 「Avisynth」 経由でファイルを読み込む場合は、「ファイルを開く」 ダイアログの左下に
    表示されている 「Use AviSynth template」 を 「DirectShowSource」 に切り替え、
    「ファイルの種類」 を 「All types (*.*)」 にする。
      実際の例
    尚、「Avisynth」 経由でファイルを読み込む場合、2 バイト文字を含むファイルを読み込めない
    ケースがある。

    動画を読み込むと、オリジナル (ソース) の映像が左側に、編集後の映像が右側に表示されます。
    (それぞれのフレーム上で右クリックすることで、プレビュー映像のサイズを調整することも可能)
  3. 読み込んだファイルに連結したいファイルがある場合、メニューバー上の 「ファイル」 →
    「セグメントの追加」 から、目的のファイルを読み込みます※3
    ※3 連結するファイルは、フォーマット (フレームレートやコーデック等) が同じでなければならない.
    (シリーズものの動画を連結したい時などに使う)
    また、「Avisynth」 経由で読み込んだファイルは、結合することができない(?)。

  4. カット編集、およびコピー&ペースト処理
  5. 動画内の不要場面 (CM 等) をカットしたり、指定した場面をコピー&ペースト して繰り返し表示
    させたりすることができます。
    これらの処理を行う場合、画面下部にあるシークバーを使い、カット or コピー したい場面の先頭
    位置を探します。
  6. 処理したい場面の先頭位置にきたら、そこで画面下部にある ← ボタンをクリック。
  7. 同様に、処理したい場面の末尾を探し、 → ボタンをクリックします。
  8. 範囲選択した部分をカットしたい場合は、メニューバー上の 「編集」 から 「削除」 を選択します。
    範囲選択した部分をコピーしたい場合は、「編集」 から 「コピー」 を選択
    コピーした部分を貼り付ける時は、シークバーを使って貼り付け先の位置を探し、「編集」 から
    「貼り付け」 を選択すればOK。
    範囲選択した場面を切り出して保存したい場合は、範囲選択したままにしておきます。

  9. 各種フィルタをかける
  10. “ ぼかし ” “ リサイズ ” 等のフィルタをかける場合は、メニューバー上の 「映像」 から
    「フィルター」 を開き、右側にある 「追加」 ボタンをクリック → 適用するフィルタを指定します。
    フィルタ名は英語で表記されていますが、任意のフィルタを選択 → 「OK」 をクリックすると、
    フィルタの詳細設定ウインドウが日本語で立ち上がるので、何のフィルタであるかはなんとなく
    分かると思います。
    利用できるフィルタには、以下のようなものがあります。
    • blur - ぼかし
    • brightness / contrast - 明るさ / コントラスト 調整
    • deinterlace - インターレース解除
    • fill - 黒ベタ塗り※4
    • flip horizontally / vertically - 画像の反転※5
    • HSV adjust - 色相 (色あい) / 彩度 (色の濃さ) / 輝度 (値) の調整
    • levels - ヒストグラム (輝度分布) を調整
    • logo - 映像にウォーターマーク (BMP、TGA 画像) を合成 (透過表示可)
    • motion blur - モーションブラー
    • resize - リサイズ※6
    • rotate - 画像を回転 (右 / 左 に 90 度、あるいは 180 度)
    • rotate2 - 画像を任意角度に回転
    • sharpen - シャープ
    • smoother - 映像を滑らかにする
    • null transform - 何もしないフィルタ (クロップ用) ※7
    ※4 画面の上下左右端から、フレームを指定したピクセルサイズだけ塗りつぶす機能。
    塗りつぶす色は、自由に設定することができる。

    ※5 horizontally = 左右反転 | vertically = 上下反転。
    ※6 フィルターモード」 とあるところで、リサイズ方法を指定することもできる。
    下にいくほど綺麗にリサイズできるが、その分作業に時間がかかる。

    ※7 映像をクロップしたいだけの時に使う。
    ( 「VirtualDubMod」 では、何らかのフィルタを追加しないと、クロップを行うことができない)
    「null transform」 を追加したら、「フィルター」 画面の右下にある 「クロップ」 ボタンをクリックし、
    クロッピングの設定を行う
    (画面の上下左右端から、フレームをどれだけ削るのかを指定する)

  11. 音声の設定
  12. 音声を無効化したり、他のファイルにすり替えたり、多重化したりすることができます。
    これらの操作を行う場合、メニューバー上の 「ストリーム」 から 「ストリームのリスト」 を選択します.
  13. 現在多重化されている音声が、リスト表示されます
    ただ単に音声を無効化したい場合は、無効にしたい音声を選択 → 右下にある 「無効」 ボタン
    クリックすればOK。
    音声を他のものとすり替えたい場合は、一旦現在の音声を無効化し、右上の 「追加」 ボタンから
    目的の音声ファイルを読み込みます※8
    ※8 追加できるファイルは wav、mpx (mp3 など)、ac3、ogg、dts、srt。
    必要であれば、音声ファイルを複数追加することも可能です。
    ちなみに、「WAVE 保存」 ボタンをクリックすると、選択中の音声をWAVE ファイルとして保存する
    ことができます。
  14. 音声は、コーデックで圧縮することができます。
    音声を圧縮する場合は、
    1. 圧縮したい音声を右クリック → 「完全処理モード」 にチェックを入れます。
    2. もう一度同じ音声を右クリックし、「圧縮」 を選択。
    3. 「音声圧縮コーデックの選択」 というダイアログ が表示されるので、任意のコーデックを
      選択して圧縮設定を行います。
      (圧縮には、 「Lame (MP3)」 などを使うとよいでしょう)
  15. 映像と音声がズレている場合は、その差を補正することができます。
    音ズレ補正を行う場合、補正したい音声を右クリック → 「インターリーブ」 を選択し、中段の
    音声のずれ補正」 欄に修正値を入力します。
    音声が遅れて聞こえてきている場合は、 -500 というように負の値を入力します。
    逆に、音声が早く聞こえてきている場合は、 500 のように正の値を入力します。
    (数値の単位はミリ秒)

  16. 映像をコーデックで圧縮
  17. 映像をコーデックで圧縮し、ファイルサイズを小さくすることもできます。
    映像を圧縮する場合、メニューバー上の 「映像」 から 「圧縮」 を選択し、使用するコーデックを
    設定しておきます。
    映像を再圧縮したくない場合は、「映像」 → 「ストリームの直接コピー」 を選択します。
    (ストリームをコピーする場合、フィルタの設定が無効化されるので注意)

  18. チャプターを打つ
  19. ファイルをMKV / OGM で出力する場合は、動画内にチャプターを打つことができます。
    動画内にチャプターを打ちたい場合、まず最初にチャプター1 となる場面を探します。
  20. 目的のシーンにきたら、画面右下にある再生時間情報※9 を確認します。
    ※9 Frame 258 (0:00:10.320) [P] のような部分。
    ここの、カッコに囲まれた再生時間の部分※10 を選択し、右クリック → 「コピー」 を選択します。
    ※10 上の例で言うと、 0:00:10.320 の部分。
  21. そのまま、メニューバー上の 「ストリーム」 から 「ビデオのチャプター」 を選択。
  22. 「ストリームのチャプター」 という画面 が表示されます。
    ここの左下にある 「時間」 欄に、先程コピーした再生時間を貼り付けます。
  23. 必要であれば、下の 「名前」 欄に、チャプターの名前を入力しておきます。
  24. 画面右側にある 「追加」 ボタンをクリック。
  25. すると、上部のリストにチャプターが追加されます。
  26. 画面右上の 「OK」 ボタンを押し、チャプター画面を閉じます。
  27. この要領で、必要な分だけチャプターを打っていきます。

  28. 編集内容のプレビュー
  29. 「ファイル」 → 「出力を最初からプレビュー」、または 「フィルター処理のプレビュー」 を選択し、
    出来上がり内容をプレビュー再生してみます。

  30. ファイルの保存
  31. 大体思い通りになっていたら、「ファイル」 → 「名前を付けて保存」 から任意の名前で保存を
    行います。
かなり長くなりましたが、もちろん必要な操作のみを実行すればOKです。

その他、動画の詳細情報を確認する機能や、 映像のフレームレート や色深度を変更する機能、指定した
フレームのスクリーンショット※11 を撮る機能、ソース動画の指定した場面を連番画像※11 として出力する
機能 などが付いています。
※11 出力可能なフォーマットは、bmp / tga / png。

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