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政治
菅前首相、脱原発で“脱反省” 「事故人災」棚上げで政権批判
民主党の菅直人前首相に「反省」の2文字はない。20日は自ら顧問を務める議員有志の「脱原発ロードマップを考える会」で原発再稼働を進める野田佳彦首相を批判、脱原発の実現を訴えた。
東京電力福島第1原発事故を検証した国会事故調査委員会の最終報告書で厳しく批判されたことも、党最高顧問(エネルギー政策担当)として政権を支える立場であることも、すっかりお忘れのようだ。
「毎週金曜日の首相官邸を取り巻くデモも盛り上がっている。私たちにとっても正念場だ…」
菅氏は政権を批判する集会への賛意を表明。首相の原発再稼働の判断を「いろんな問題が進行している」と遠回しに批判した。
菅氏は、平成37年までに国内で稼働する原発をゼロにする「脱原発基本法」制定に執心する。政府は42年の総発電量に占める原発比率を0%、15%、20~25%の3案から選択しようとしているが、最も低い比率をより短期間で実現する内容。菅氏は「民主党内で相当の難関が予想されるし、場合によっては超党派で進めたい」と意欲を示した。
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