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大分 豪雨で子ども50人にケア必要
7月21日 5時41分

九州北部豪雨で被災した大分県内の児童や生徒、少なくとも50人が、雨が降ると怖がる様子を見せるなど、精神的なケアが必要な状態にあることが教育委員会が行った調査で分かりました。

九州北部豪雨で大きな被害を受けた大分県の竹田市、中津市、それに日田市の教育委員会は、子どもたちが、大雨で精神的なショックを受けていないか確かめるため、学校を通じて小中学生の児童・生徒、合わせて1万4000人余りを対象に調査しました。
その結果、少なくとも50人の子どもたちが、雨が降ると怖がったり、豪雨の話が出ると涙ぐんだりするほか、親から離れられなくなるといった様子を見せていることが分かりました。
3つの市の教育委員会によりますと、こうした子どもたちにはカウンセリングなど精神的なケアが必要だということです。
大分県内では多くの小中学校が21日から夏休みに入りますが、それぞれの地域の教育委員会は夏休みの期間中も必要があれば教師を子どもたちの家に派遣して相談に応じることを検討しているということです。
今回の調査では、大雨のあと登校していない子どもは対象になっていないため、対応が必要な子どもがさらに増えることが懸念されています。

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