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大津・中2自殺 父、同級生3人を告訴大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦に自殺したとされる問題で、男子生徒の父親(47)が18日、加害者とされる同級生3人について暴行、恐喝、脅迫など六つの容疑で滋賀県警大津署に告訴、受理された。県警は今後、同校の生徒や卒業生らの聞き取りなど捜査を進め、同級生3人からも事情を聞く方針。父親は弁護士を通じて「二度と同じような自殺者が出ないよう全容を解明してほしい」との談話を発表した。 弁護士によると、ほかの3容疑は強要と窃盗、器物損壊。告訴については「息子のためにできることをしたいという父親の強い意志だ」としている。 この日、同署を訪れた父親は午後4時半頃から約1時間半にわたり、男子生徒が3人から受けたとされる〈いじめ〉の行為を説明。県警少年課の捜査班長が告訴調書を作成し、「捜査に全力を尽くす」と話したという。席上、父親は暴行容疑に限らず、男子生徒の自殺後に、市教委が実施した全校アンケートの回答にある行為すべてについて捜査をするよう求めた。 その上で具体的行為を文書で示し、〈1〉ヘッドロックをかけたり殴ったり、たばこの火を手に押し付けたりした(暴行容疑)〈2〉金を持ってくるよう脅し、キャッシュカードの暗証番号を聞き出して金を引き出させた(恐喝容疑)〈3〉自殺の練習を何度もさせた(強要容疑)〈4〉店舗で万引きをさせた(窃盗容疑)〈5〉教科書やテストの答案用紙を破くなどした(器物損壊容疑)――などを列挙したという。 告訴後、父親の弁護士2人が大津市内で記者会見。「ようやく受理され、息子に報告できる。事実が解明され、(加害)少年らが罰を受けて謝罪し、更生してくれることを願う」との父親の談話を読み上げた。 同級生側は、男子生徒の父親が起こした損害賠償請求訴訟の答弁書で「いじめではなく遊びだった」と主張。3人のうち1人の弁護士は18日、読売新聞に対し、「告訴は聞いているが、現時点でコメントする段階にない」と話した。 同級生3人による〈いじめ〉を巡っては、父親が男子生徒の自殺後、昨年末までに3回、同署に被害届を提出しようとしたが受理されなかった。今月になって「自殺の練習をさせられていた」などのアンケート回答の大半を市教委が公表しなかった問題が発覚。11日には県警が同級生3人の暴行容疑の関係先として学校と市教委を捜索した。 県警幹部によると、8月中にも立件の可否を判断する方針だったが、聴取対象が多く、いじめの内容も多岐にわたるため、捜査が長引く可能性があるという。 (2012年7月19日 読売新聞)
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