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大津いじめ 自殺練習、同級生「見た」と証言大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、男子生徒と同級だった女子生徒が19日、読売新聞の取材に対し、「『自殺の練習』の場面を昨年9月以降、数回見た」と証言した。男子生徒は加害者とされる同級生3人に指示され、校舎3階の窓から身を乗り出すような格好をさせられていたという。 「自殺の練習」は、市教委による全校アンケートに16人が記載していた。いずれも伝聞情報で、市教委は、実際にあったかどうか確証が得られなかったと結論づけていたが、具体的状況を示す証言は初めて。 女子生徒によると、現場は男子生徒が在籍した教室がある3階の廊下。男子生徒は休み時間などに同級生3人に囲まれ、窓を背にして立ち、窓枠を両手で持った状態で、外へ向けて上半身を反り返らせるような姿勢をとらされていた。同級生らは「自殺の練習をしろ」と笑っていたという。 女子生徒は「いじめを見逃した学校が信じられない」としてアンケートには回答しなかったといい、「じゃれ合っているように見えたが、危ないと感じていた。結果的に自殺につながったかもしれないと思うと、つらい」と話した。 男子生徒の父親は「自殺の練習」について強要容疑にあたるとして、18日に刑事告訴した内容に盛り込んでいる。 (2012年7月20日 読売新聞)
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