我々が福士農園を訪ねた時、福士忍顕さんは30人くらいの人達を相手に熱弁をふるってました。
ちょうどこの日、県の地域農林水産部主催のエコファーマーカレッジの一環として、就業5年目くらいの若手の生産者と、普及指導室の役員さん、町の有機農法研究会の代表さんなどが集まり、これからの農業のことを話し合い、たまたま忍顕さんが彼のさくらんぼとりんご栽培にかける情熱を皆に訴えていたところだったんです。
そして、私たちが到着するなり忍顕さんが私を皆さんに紹介してくださり、農産物の流通の立場として、消費者がどのような野菜・米そして果実を求めているのかを話してほしいと振られてしまいました。
一応、出張前の打ち合わせの時、たまたまそういう会合が行われているからとは伺ってましたので、最小の資料は持参したのですが、まさかいきなりとは思ってなかったのでびっくりしました。 それでも20人以上の若手の生産者を前に、弊社のプロモーションVTRなどを紹介しながらEMのこと、そして今なぜ有機農産物か?などについて日頃思っていることを話させていただきました。
「農は国の基なり」は、EM生みの親の比嘉教授の口癖ですが、私達も「農業は「国民の健康と生命を守る最も尊い仕事」という信念のもとに、EM活用の自然農法を推進していること。
「今や、安全・安心・おいしいは当たり前で、もうひとつ進んだ健康に良い農産物・・つまり、これからは薬を飲んで病気を治そうというより、上質な野菜・米そして果実を食べて健康で病気にならない生活を楽しもうというコンセプトに移っており、その意味でも、有機農産物が求められる時代になりつつある」というような事を中心に、弊社がお取引を頂いている生協、こだわり食品専門店、外食産業などを紹介しながらの話しでしたが、皆、真剣な眼差しで聞いてくれ、こちらが、感動!
化学肥料や農薬を全く使用しない、あるいは極力使用しない農法が普及すれば、地下水・川・海・大気などの汚染が改善され、環境はもとより消費者の健康、さらには生産者自らの健康にも効果があるという善循環となります。
論より証拠と、その後忍顕さんが無農薬・無化学肥料で栽培しているさくらんぼのハウスを見学。 ここでも忍顕さんの熱い思いを聞きながら、さくらんぼを試食しその美味しさに、皆、大感動!
それもそのはず、一般のさくらんぼの糖度は、14〜5度なのに、忍顕さんのは25度以上のものもあるのですから!
これらのさくらんぼは、ただ、食べておいしいだけではなく、一粒、一粒に凝縮されているパワーと忍顕さんの情熱を頂く感じで、ひとつ食べたら止められない!
若手のエコファーマーの面々も、納得して帰りました。
■忍顕さんのサクランボ
http://www.emj.co.jp/fs/emjapan/gr12/gd551
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