EMとは | 米のとぎ汁発酵液 | EMだんごを作りましょう |
比嘉 照夫農学博士
(ひが てるお)
1941年沖縄県生まれ。
琉球大学農学科卒・九州大学大学院農学研究科博士課程修了。
琉球大学教授時代にEMを開発、1982年にオリジナルが完成。
2007年3月、退官後の現在は名桜大学教授・国際EM技術研究所所長。
「EM環境革命」(総合ユニコム:1994年)・「地球を救う大革命」 (サンマーク出版:1993年)・「微生物が文明を救う」(共著、クレス ト社:1995年)など著書多数。
EM(Effective Microorganisms)の略で「有用微生物群」と訳されます。
人間や環境に役立つ、いわゆる「善玉菌」の集合体のことです。
自然界の存在する有益な醗酵微生物を
組み合わせることにより人を取り巻く土や水・空気。
衣食住も含むすべて
の環境を自然のカタチに近い健康な状態へと戻すことを目的に
沖縄の比嘉
教授により開発されました。
EMには、食品加工に使われる安全で有用な酵母菌や乳酸菌など複数の微生物が共存。
幅広い対象に有効な複合共生の微生物資材という点が、EMの最大の特徴です。
(EMの安全性は日本食品分析センターの淡水ヒメダカ、マウス、ウサギに
よる安全性試験で安全と認められました。)
EMとは、「有用(Effective)」と「微生物群(Microorganisms)」
を組み合わせた「有用微生物群」の略で、EMの開発者である比嘉照夫(ひがてるお)農学博士により
名付けられた造語です。EM誕生のいきさつについてはこちら
光合成細菌は、土壌が受ける光と熱をエネルギー源に、植物の根から出る分泌物、有機物、あるいは有害ガス(硫化水素など)を基質(エサ)として、窒素化合物のアミノ酸、核酸や生理活性物質、糖類など植物の成長を促進させる多数の有用物質を生合成する働きがあります。
乳酸菌は光合成細菌・酵母からもらい受けた糖類などを基質にして、乳酸をつくり出します。また嫌気状態ではタンパク質をアミノ酸にまで分解します。乳酸には強い浄菌力があり、とくに有害な微生物の繁殖や有機物の急激な腐敗分解を抑制し、発酵分解させる重要な働きがあります。
酵母は、発酵力を生かし、生物の根から出る分泌物、光合成細菌が作り出すアミノ酸や糖類、土壌中の有機物を材料に、作物に有効な物質を生合成します。とくに酵母の作り出すホルモンなどの生理活性物質は根や細胞の分裂を活性化する働きがあります。
放線菌は、細胞とカビの中間的な形態をしている菌で、光合成細菌がつくり出すアミノ酸などをもらい受け、抗菌物質をつくり出します。その抗菌物質は、病原菌を抑えたり、有害なカビや細菌類が増えるのに必要は物質(キチン質)を先取りし増殖を抑え、他の有用な微生物のために住み、良い環境をつくる働きがあります。
糸状菌(カビ)といえば、腐敗、変質を連想しますが、EMに使用されている糸状菌はアルコール発酵に使用されるアスベルギルス属が中心となっています。アルコールの生成力が強いため、ウジやその他の有害昆虫の発生を防ぐ力があり、悪臭の分離する働きがあります。
EMフェスタ2006年ツアーに参加した最後の日、ラッキーなことに比嘉(ひが)教授の実験農園を見学できるとになったのです。お忙しいスケジュールの中、EMでお休みの日の1時間だけの農園に出かけるのが楽しくて仕方ないという比嘉教授は抜いた雑草を切ってEM活性液をまき、堆肥し、直播きで種をまき大胆な農法を見せてくれました。バナナの木、パパイヤがわさわさと茂る実験農園でEMの使い方、セラミックスの使い方を見学させて頂き、一同は感激。 EMに触れ、EMホテルに過ごし、EMについて学んだ後だけに、比嘉先生に直接お会いでき、農園もおとづれることのでき、お話も聞けたとても有意義な旅となりました。
★比嘉(ひが)教授オリジナル「青草液肥」見学はこちら!
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実験農園から歩いて5分の教授のご自宅では節子夫人が待っていてくださり、生ごみリサイクルと枯れ葉などをEMで発酵分解した土づくりを丁寧に説明してくださりました。普段から子供たちへのEMによる土作りを教える教育現場や環境に対しての世界への活動をこなしていらっしゃる節子夫人。比嘉教授がEMを開発されて広められたのはこの奥様があってのこそかもしれません。