【輸血者に内部被曝?高濃度汚染の南相馬市で献血】
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*福島県南相馬市で「愛の血液助け合い」
福島第1原発事故直後から放射性物質が降りそそぎ、高濃度の汚染を受けた福島県南相馬市で「愛の血液助け合い運動」の献血が行われた。10日にはヨークベニマル原町西店が会場となった。
チェルノブイリ強制移住地域の240倍!
2010年に行われた同献血キャンペーンでは、2,128件の献血があった。東日本大震災が発生した2011年には401件まで激減。今年は佐藤雄平知事がメッセージを寄せるなど、力を入れる様子がうかがえる。
ただ、福島県南相馬市は、福島第1原発事故直後からプルトニウムやストロンチウム、セシウムなどが大量に降りそそいだ高濃度汚染地域。
同市で市議会議員を務める大山こういち氏の調査によると、小高区金谷の土壌からは557万ベクレル/kgという高濃度のセシウムが検出されている。
チェルノブイリなどで基準とされたベクレル/㎡単位に換算すると、およそ3億5,000万ベクレル/㎡になる。チェルノブイリ原発事故時の強制移住は148万ベクレル/㎡。その240倍の濃度だ。
心配される内部被曝
放射性汚染物質は呼吸や飲食により体内に取り込まれるため、内部汚染が心配される。血液中に溶け込んだセシウムは、内臓や神経細胞にβ線、γ線を照射し傷つける。
カリウムと同じく筋肉などに滞留した後、尿として排出されるが、100日~200日は体内にとどまり、細胞のDNAなどを損傷し続ける。
献血された血液に放射性物質が混じっていれば、輸血時に患者の体内に入り、細胞を傷つけることになる。
基準は100ミリシーベルト
献血に際して、日本赤十字社では被曝レベルに対する暫定的な基準を設けている。原発作業員などの年間許容量である100ミリシーベルトを超えた場合には、半年間献血を制限するというものだ。
ただしこの規制も「本人の健康状態への配慮」が理由とされており、汚染血による内部被曝は考慮していない。
東京では福島県民の献血を拒否
今年5月、東京都赤十字血液センターがお台場のイベント会場で開催した移動献血で、福島県いわき市出身の男性が献血を断念。その後、男性の妻から抗議の声が寄せられた。
男性は献血会場で検診医に対して「原発近くのいわき市から来たので被曝しているかもしれない」と告げた。検診医は「心配であればやめた方がいい」と回答し、採決を見送ったという。
赤十字社では、一般の福島県民が100ミリシーベルト以上被曝しているとは考えられない、として、福島県民の採決を制限していない。
検診医にこの方針が徹底されていなかった、とコメントしているが、内部被曝などを含めた精密な検査はなされておらず、高濃度汚染地域で100ミリシーベルトに達した人が本当にいないのかどうかは不明だ。
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原発事故後、「直ちに健康への影響はない」という国の言うことをバカみたいに信じて事故前と同じ生活をしてたり、「食べて応援」していた人もいる(実際、福島などの野菜や海産物などを食べて、結果的には、東電の補償金額を下げただけで農家の支援になんかならなかったけど)。
加えて桐生市は、市役所も議会も「放射能汚染調査重点地域だけど、放射能汚染地域ではない」と放射能汚染の事実を認めない。空間線量は御用学者に補正値を計算してもらい、計測値より低い値を公表している。「安全担保は難しいけれど、市民には風評を払拭して安心してもらいたい」とガレキ受け入れ委員会の赤岩委員長(群馬大学教授)が発言したが、安全ではないが、市民を安心させ、さらに被曝させようというのだ。故意に、さらに市民を被曝させている。
桐生市のゴミや汚泥を焼却した灰からは、数千ベクレルから1万6000ベクレルを超えるものまでが検出されているにもかかわらず、放射能汚染を認めない。自分のところの放射能汚染されたゴミや汚泥の処理処分も十分にできないくせに、「ガレキを受け入れ被災地支援!」などと戯けたことをぬかす。バカだ。桐生市は放射能汚染の被災地なんだぞ!自分のところの市民の安全確保もできないで何を抜かしているのか!
給食食材は今でも、基本、地産地消。産地の風評を懸念して、食材検査をしてセシウムが検出されれば情報を隠蔽する。給食食材産地の公表をしているが、“カン”で産地を公表しているだけだった。
ほとんどの市民が、放射能汚染された土地で、原発事故前と同じ生活をしている。
私の知人が、最近手術をした。手術前に自分の血液を採血して、それを使ったという。賢明だ。
「高濃度汚染地域で100ミリシーベルトに達した人が本当にいないのかどうかは不明である」というが、そもそも、100ミリシーベルトというのも、例の得意な“暫定基準”であり、100ミリシーベルトに達していなければ安全かどうかも、分からないのだから。
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