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【プロ野球】阪神・中谷がMVP2012年7月20日 紙面から
◇フレッシュオールスター 全ウ4−0全イプロ野球の若手選手によるフレッシュオールスターゲームは19日、新潟市のハードオフ新潟で行われ、ウエスタン・リーグ選抜が4−0で勝ち、通算成績を27勝17敗5分けとした。ウ・リーグの先発投手を務めた中日・西川健太郎投手(19)は2イニングを投げ、1安打1死球の無得点に抑えた。同じくウ・リーグの3番サードで先発出場した中日・高橋周平内野手(18)は、3三振を含む4打数1安打だった。中谷(阪神)が先制適時打を含む2安打3打点で最優秀選手(MVP)に選出され、賞金100万円を獲得した。 一獲千金の一打が新潟の夜空を切り裂いた。8回2死一、二塁。阪神・中谷が、西武・十亀の外角直球を右方向に鮮やかにはじき返した。 「やるからには打とうという気持ちで狙いにいきました。抜けてくれと思っていました」。ライト頭上を越える走者一掃2点タイムリー三塁打で4回の右前先制タイムリーに続き、この日2安打全3打点をたたき出した。文句なしでMVP選手のコールを受けると、19歳若虎がニンマリと笑みを浮かべた。 虎の未来の4番候補といわれる高卒2年目。登録は捕手だが、打撃力を生かすため昨オフから外野に転向。和田監督の期待を受け、春季キャンプでは1軍抜てきスタートとなったが、先輩との実力の違いを思い知らされた。オープン戦では集中力散漫なプレーで試合中のベンチで首脳陣に叱り飛ばされたことも。今季2軍ウエスタンでも64試合に出場しながら打率1割9分7厘(2本塁打)と試行錯誤の日々だ。「正直苦しかった。これを糧というか、バネにして後半戦に臨みたい」と前を見る。 賞金100万円の使い道について「それは内緒です。車なんですけど…」と初々しく語った中谷。今季の目標は1軍でまずは1打席立つこと。「上がれるように頑張っていきたい」。過去のフレッシュ球宴MVP受賞者には大先輩の桧山らが名を連ねる。登竜門の初タイトルをきっかけに、5位に低迷する1軍の野手争いに割って入りたい。 (中谷秀樹) PR情報
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