2012/7/20
お菓子でフィッシュ〜そのA〜 近況報告
(メガバス製F7-76RDTiホワパイソンと、メコンオオナマズ。
竿咥えてる……若いね笑。大学の卒業旅行にて、2008年3月万世撮影。
現行のバスロッドでも、やれるっちゃやれるが、マナーはわきまえて)
(下記事つづき)
昨日は竿の話に熱くなりすぎたので(反省)、
本日は楽しいお話を。
ある意味、最も多くの人が行く国、タイ。
誰もが気軽に挑戦でき、淡水パワーフィッシングの“登竜門”である、
タイ国のブンサムラン釣り堀。
個人的に、バラマンディーは「釣り堀で釣っても……ねぇ?」
って感じではあるが、
もっというと、食用の養食産業あっての“ボリマンディ”はまだいいとして、
南米の魚などレジャー専用の魚を寄せ集めた釣り堀は“釣れる水族館”程度に
割り切らないといけないと思う。
ただ、メコンオオナマズ&“世界最強のヘラブナ”パーカーホは、別。
「ティラピアの生餌でイッパツ」というレジャー専用の肉食系外来魚とは異なり、
どちらもタイ在来魚で、野生では希少種であり、
何より道具を含め、オリジナルに進化している“タイの釣り文化”として、
非常に興味深いと思っている。
ニッポンの釣り文化(ヘラ)フナ釣りにも通じる、
エサの配合、タナ、仕掛け……奥深い愉しみがある気がする。
(僕は、本格的にヘラをやったことはないけどね)
参考までに、2004年に初めてタイに行ったとき、
当時の僕の感覚が、ココに書かれている。
7年以上前に書いた文章なのでテレ臭いが、
まぁ、ブンサムランはそんな感じ。
ある意味で、野生魚なんて、いる場所に行けるか否かだけみたいなところがあるが、
釣り堀は、釣法そのものに試行錯誤の楽しみがある(技術論=愉しみである場)。
タイに行った人は是非足を運んでもらいたいと思う!
“釣れる水族館”は、決してロマンを語るもんじゃない。
「たとえホゲても野生魚を追え!」って若者には言いたい。
「憧れの魚を、風俗で童貞捨てんなよ」と、思う(オッサンはどうでもいい)。
童貞時代の方が、恋は輝いてなかったか? そういうことだ。
タイのボリルクーに釣ってウンチクやタックル論語るなら、
南米で爆砕してきた男の方が、よほど魅力的だ、と僕は思う。
そういう意味で僕は、
釣り堀の魚を野生の“ケモノ”に対し“カチク”と見下しているが、
だからこそ、“釣り堀は釣り堀”として割り切り、
自分なりの楽しみを見つけて欲しいのだ。
本日はその“アイディアの萌芽”を紹介するよ。
(上:併設の釣具店で売られている市販状態に、発砲スチロール玉をつけたもの
下:自分でハリスを短く調整したもの。たかだか数センチだが、ハッキリ掛かりが変わる。
市販状態でのハリス長は、たぶん、結びにくいからこれ以上短くしてないだけかと。笑
常連のタイ人のオッサンに教わった方法だけど、ひと手間で、全然変わる。
こういう部分、釣りって、釣り堀って、奥深いよね。)
さてさて。元ハイパーメディアクリエイターの高城剛さんは、
著書「私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明」(マガジンハウス)の中で、
「アイディアは移動距離に比例する」という言葉を書いておられるが、
まさにその通りだと思う。
旅すると、目からウロコなアイディアがいっぱい見つかる。
(その積み重ねから、自分オリジナルのアイディアが萌芽する)
タイの釣りで見つけた、その一つが「フックのサスペンド化」だった。
それが上の写真。こんな仕掛けが、釣り堀で売られていて
“発砲玉”を針に刺す。
それなりに太く、ゴツいチヌ針(重い。沈む)を使うこの釣りでは、
フックが、メコンが“ハムハムするヌカボール周辺にあり、
一緒に吸い込まれやすいこと”がキモらしい。
「発砲玉をフックに着けて、比重を水に合わせる」と現地人は言っていた。
(が、僕の経験上、サスペンドより、浮き気味のフローティングでいい)
この“発砲玉”も、併設の釣り堀で売っているんだが、
そしてそれを、「フックに刺した時に割れないように」、
水(吸い込みコイルに握る、ヌカダンゴの水分を調整する水)に浸しておく。
(左:“リキッドX”に浸された発砲玉。右:リキッドX原液)
そしてこの、エサのヌカダンゴを練る水と言うのも、
工夫されていて、緑色の謎の液体(これもその場で売られてる)を入れる。
仲間内ではこの水を、「リキッドX」とよび、
「バナナの樹液臭(甘い果物臭)」がする(メタン系?)。
2004年の初めてのタイの経験は、この章にも書いたが、
パンのミミや、廃棄のパンに、ココナッツミルクを混ぜるのが、
当時の主流だった。
今では、パンの耳が高騰したのか、
同じような釣り堀が増えて確保が難しくなったからかわからないが、
「ヌカ+リキッドXを薄めた水」、これを基本に、
人によってはココナッツミルクを入れたり、謎の粉を入れたりする。
……とにかく、“あまったる〜い”ニオイが好きみたいなのだ。
で、話は2010年末に飛ぶ。
とある愛すべきバカ者が、カオサン通り(安宿街)で盗難にあい、
無一文になり、既に仲良くなっていた併設釣具店の主人の慈愛で、
この釣り堀(24時間営業)で寝泊りを始めた……。
そしてその間も彼は、メコンを楽しみまくったという……笑。
(“フィッシング・ゾンビ”セーヤ。フェイスブックから無断転載。笑
竿はダイコーの2ピースバスロッド、トラッドアーツみたいだね)
そんなセーヤから、すごく面白いことを聞かされたのだ。
「小塚さん、ブンサムの、あの発砲玉、
マシュマロでやるとヤバいっすよ!」
マジ!?
と思ったと同時に、ピーンときた。
そして、そういう柔軟な発想と、それを検証してきた後輩を、
誇らしく思った。
時同じくして、当時在籍していた大学院の同期が、
ハワイ大学からの帰国時に、楽しいお土産をくれた。
「見た瞬間、軍曹(僕のあだ名)にぴったりだと思って」
ぼくはその“お土産”をもって、
2011年3月から、読売テレビ「ZIP」のロケに、タイを訪れたのだ!
(「ZIP」の一コマ)
メインは、巨大エイ・パックラベーンであり、
無事釣れたので、ブンサムランでの釣りの様子は放送はされなかったが、
とりあえず“抑え”として、ブンサムランにも行っていた。
ちなみに、到着した国際空港でタクシーを拾い、
「ブンサムラーン」と言えば、
小一時間で、日本円にして1500円もあれば到着する(笑)
「ガイド」を名乗る中間業者もいるが、
ブンサムランは有名なので、タクシーの運ちゃんで直行できる。
もう一つちなみに言えば、
(これは人聞きだが)空港のタクシーに「パイロット」と告げ、
釣りのジェスチャーをすれば、
空港からすぐ近くのパイロット釣り堀に着くそうだ。
元機長さん(?)が経営してる釣り堀だそうで、
そっちでは定番のバラや、シャドー、ナイフフィッシュなんかが釣れるとか。
いきなり行くのはアレなので、帰国直前、
アブレ回避の最終手段に考えておくのが適当かと。
で、話を戻します。
(“お土産”。ワーム型のグミ)
その際、もらった“お土産”を、さし餌として試してみた。
アメリカらしいバカっぽいそのグミは、
ケミカルな果実臭を固めたようなもの、で、
香りは、リキッドXのにおいに、かなり似ている。
マシュマロのような“浮力”はないが、
「お菓子で怪魚釣れたら、楽しいやん?」と、投入された。
(こういうしかけ。一応、セーヤからもらったマシュマロも持っていく。
“元祖”のパン耳&ココナッツミルクも購入したが、あまり出番なし。
“吸い込みやすい抵抗”として、前述の発砲玉か、
パン耳をさし餌にするのが一般的)
ヌカの入ったタライに、少しづつ「リキッドX」入りの水を混ぜ、
(※混ぜすぎ注意。強く握って固まるくらいのボソボソ感が必要)
コイルを芯にして、野球ボールぐらいに握る。TENGAのようなウキは、誘導式で、
3m位上、水深よりやや浅くに輪ゴムを縛ってウキ止めにし、
ダンゴが割れたらウキが寝るように調整する……結果は早かった!
(コーディネーターの、ユカさんにもヒット!
左上、屋根のかやぶきにもご注目)
情況が良かったのかもしれないが、1投1匹ペースでアタリが出る。
確かに、ノーマルのさし餌(発砲玉)と比較しても、
グミにしろ、マシュマロにしろ「お菓子パワー」は体感できた。
“怪魚”なんて、釣れる数の分母が少ないから、
後付けが多く(怪魚でウンチク語る人で、ロクな人間を見たことがない)
様々なことを検証しようがない。が、釣り堀なら、できる。
たぶんね、スーパーで売ってる「アンパンマングミ(オレンジ味)」とか、
あぁいう「ケミカル果実臭」があるお菓子だったら、
周囲の頭一つ抜ける数のアタリが出ると思う。
フックがヌカダンゴ周辺に浮かぶような、
「やや浮力があるケミカル系フレバーのお菓子」(果物味のマシュマロ)
とかが、あるなら、ベストかな。
このブログを読んでる方で、
彼女や、お子さんとの旅行でタイに行く機会があれば、
こっそりお菓子を忍ばせていき、“知ったかぶり”して試してほしい。
「ルアーで魚が釣れるんだ!」ってな感動と同種の、
「お菓子で怪魚が釣れるんだ!」という感動を、プレゼントできると思う。
ちなみに、「ブンサムラン」では、上写真の対岸に写るような、
コテージを借りることもでき、
これまた併設のレストランで、美味いタイ飯やお酒を運んでもらうことも可能。
上のユカさんのファイトシーンも、日陰で酒を飲みながら撮影していたものだ。
……いいロケでした(笑)
(メニューには、メコンオオナマズの料理もある。
これは、“メコンの冷しゃぶ”みたいな料理。見たまんま、豚肉っぽい)
さてさて。
「Dear Monster®」の1stプロト殉職に伴うタイ国ネタの更新でしたが、
その後、後輩のサンペーは旅をつづけ、良い魚に出会ってきたようです。
(願わくば自分の竿で釣ってほしかったが笑、誤解されたくないので、
「Dear Monster での釣果ではない」と先に断っておきます)
(シャドー。タイで釣れば、シャドー。マレーシアで釣れば、トーマン)
(ビャウ。僕は釣ったことないので、羨ましい。ルアーも、いいね!)
表情に嬉しさがにじみ出てて、こっちまでハッピーだね。
黒の寅壱タオルを巻く男は、こうでないとね。
ちなみに、弱って浮いてきてた「カラーイ(ナイフフィッシュ)」も、
反射的にひっかけて、下写真(左)の表情。ホント、気持ちいいバカだ。
魚が好きなんだな〜って、思う。
(左:タイのカラーイ。お尻にスポットがある
右:参考までに、僕が2008年にマレーシアのケニール湖で釣った近種で。
大型種の「ベリーダ(現地名)」。こいつは、ウグイっぽい魚の泳がせづりで。
最近ケニール湖では、外来バラマンディが増えている。複雑な心境)
帰国後、「で、どんなカンジで(1stが)折れたのよ?」と聞くと、
「いや、寄せてくることはできたんですけど、周りに釣り人が多くて、
(お祭りで)迷惑もかけられないんで足元で強引にやったら折れました」
との事だった。そういう理由なら、全然OK!
むしろ、気持ちのいい回答だった。ちゃんと、ラインは極太PEだから、
(竿は折れつつも)魚もキャッチできているしね。
ぶっちゃけ、糸が太ければメバルロッドでもメコンは釣れると思うが、
魚を必要以上に弱らせたり(特に釣り堀だし)、
周囲に迷惑をかけてまで、やるべきことではないと思うから。
とりあえず、サンペー、お疲れさん。
旅先で折れた竿は、ただのお荷物。
捨てずに持ち帰ってきてくれて、ありがとう。
いつの日か「Dear Monster」で、是非メコン釣り上げてみてね!
2012/7/19
お菓子でフィッシュ〜その@〜 近況報告
(プラーブク:メコンオオナマズと折れた1stプロト)
東南アジアのタイへ釣りに行ってきた後輩から、
写真が届いた。
現地滞在中(6月28日)に、「すいませ〜ん!」と連絡があったのだが、
使ってみてもらったMX-71の1stプロトが、折れた。
「やっぱり折っちゃったか。メコン強いもんな」という気持ち半分、
「折ってくれてありがとう」とも思った。
良い位置(テストと言う意味でも、のちの修復を考えても)で、折れていた。
そして、翌日29日からの
イシナギチャレンジ with 2ndプロトへの“布石”だろうと思った。
(マザーレイクから、沖縄まで。トローリングから、ヒッカケまで。笑
1stとも結構な距離を旅し、思い出を刻んだ。
時間ができたら、継ぎ部を修理して、また使おうと思う)
1stは、竿そのものの性能と言うよりも、
「オレが竿をプロデュースするなら、こうじゃなきゃヤダ!」という、
この竿の根幹コンセプト(MXConcept®:行動力への挑戦)の確認。
形にできるか、果たして製品化に足る携行性があるかを確認するための、
ある意味で、たたき台であった。
(コンセプトそのものが、実用新案になってる。ゆくゆくは、特許に)
竿そのものを作るのは、メーカーの仕事。
その竿が提供するライフスタイルなり未来なりを作るのが、
“釣りエイター”のオレの仕事である。
……1stを3か月間徹底的に使って、色んな人に触れてもらって、
改良点を洗い出した。同時に、“MXコンセプト”に大いなる自信を得た。
6月末には、改良版の2ndは完成(入れ違いに、1stはタイへ送り出した)
改良版というよりは、素材だけはそのままに、
カーボンシートを巻く鉄芯から、すべて作り直した。
2ndは、竿そのものの性能チェックがメイン。
やはり、最大のチェックポイントは、継ぎ部の強度。
それも、フツーのセンターカット2ピースではないため、
より継ぎ部がティップ側に来る。トライアンドエラーの末、
インロー継ぎ、並継ぎ、逆並継ぎ、全部やってもらって、結局……
(10キロリフトをクリアしたのは、“並継ぎ”。
シロート感覚として、この曲り、“美しい”と思う。
ブラックバスなら、それもボートなら、世界記録も抜き上げ可能かと)
“10キロ or 1m”という、僕なりの怪魚の定義をクリア!
ちなみに、色んな意味で基準となるリール、
シマノのカルカッタ200で5キロ、300&400で7キロのドラグ表示
「それ以上必要ないんじゃね?」と言われるかもしれないが、
PE5号以上を巻いてムチャするとき、親指の圧力を加わるので、
まぁ10キロぐらいは欲しかった(キリが良くて、カッコイイじゃん?)。
イシナギで使った海外製のアベット(ラプター)は13sまでドラグ力があるので、
以後、僕が狙っていくであろう2m級、
ターポンやスタージョンなんかも、この竿でも挑めるようには作ってある。
(20s以上の魚には、構想中のMX-80の方がメインだが、
旅先ではソッチが盗まれたり、水に引きずり込まれることも考えて、ね)
(継ぎ部の進化。@折れちゃった“インロー継ぎ”と、Aメコンで折れた部分。
B厚いだけでも強度は出ないと検証。ちなみにメインブランクに損傷はない。
Cと言うわけで、2ndは、並継ぎに変更。合わせてガイドもPEメインでKWに)
カーボンシートを厚く巻けば、細くとも、強度は出る(そうだ)。
ジギングロッドがそう(らしい)。
弾性の低い、安い素材(古いカーボン素材)でいい(らしい)。
「が、ルアーのキャスティングを考えると、やっぱり、
軽さや感度、操作性も、妥協したくないんスよ〜」と言うと、
ある程度ブランク径を大きくすることで、軽く強く作れる(そうだ)。
それは、僕自身も、3年間使い倒したホワイトパイソンや、
シンズ(韓国製センターカット2ピース。国産雷魚ロッドより、かなり軽い)で
なんとなく体感していたことだった。
難しいことはいまだにわからんが、
机上からではない“体の中への貯金”は、銀行への貯金と引き換えに(笑)、
僕はかなり持ってる(つもり)。
釣りが上手かどうかは、自分ではよくわからないが、
この8年間、僕以上に多種多様な環境で、多種多様な魚を釣った人はいない、
それは、自信を持って言えるし、事実だと思う。
「難しいことは知らん。でも、良いものにしたい。
ウマい人が作った竿は、ウマい人用、それはそれで、オレはオレ!」
常に新しいフィールドで、初心者(チャレンジャー)で居続けた。
そんな、大いなる“シロート感覚”を大切にして、開発は進んだ。
(昨晩、夕飯後のお遊び。こういう釣りが、気持ちよくできないと、ね)
これは、昨晩の写真。
結局のところ、特化型ではなく、普段から使ってて気持ちの良い竿、
手足の延長のような竿こそが、
海外や、遠征先での不意の大物(パニック時)にも対応できると思う。
最近見つけたポイントのナマズは、70前後ばかりと、やたらデカい。
弟は、プレステージ&ダイレクトで、かなり冷や汗ファイトだった。
足場がちょっと高いのもあり、昼はトップ用の竿なんかでも遊んでるが、
夜は、僕は、MX-71でちょうど良かった。
オヤジと晩酌の後、弟のバイクの後部座席に揺られホロ酔いで釣り場へ……
火照る顔をなでる夏の夜風に、東南アジアを思った。
ルアーは、ポップMAXのタイ式ペラルアー仕様を投げた。
しかも、自分の竿である。最高の夜だった。
強く、軽く、トルク。
淡水&海水、国内&国外。
ルアー&エサ、センコー〜ジョイクロ。
巻きモノ&撃ちモノ、沖&岸、
足場が高い場所&ボート、1キロ〜20キロ……すべて。
“スペックさん”の言うことは分からない。
熱意のみ、経験からはじき出されたレングスが、7フィート。
「1本でなんでもやりたい」
「道具に金使うなら、釣り行きたい(移動費に使いたい)」
という貧民思想も、それを推し進めた(笑)。
小学生のころ、1本のスピニングロッドで、
ツネキチをシコり、バズベイトも巻いた。なんでもやっていた。
やがてチン毛が生え、今では生え際が後退しつつある歳になったが、
1本の竿を大事に使う感覚というのは、これからもずっと大事にしたい。
これに、
個人的な思い入れを1インチに込めて(ロドリのアメリカ記事に書いたこと)、
この「71」という長さに落ち着いた。
「カリッとはしてないが、シャキッとはしてて、
魚が掛かったらモチッと曲がる。ダルいのはダメ」
すべて、数字でなく、感性から。(=数字や専門用語に知識がない)
と言うより、
サイラス、ホワイトパイソン、トマホーク、シンズ、ワールドシャウラ……
過去、僕が使い込んだ(惚れ込んだ)、使ってて気持ちよかった竿を、
そのまま技術者さんに手渡し、それぞれの好きな部分を伝え、
「で、それを全部詰め込んでください」と頼んだわけだ(笑)
技術的に、何がその“気持ちよさ”を生み出してるのかは、
オレには分からん。
実物を見て、曲げてもらって、開発はスタートした。
「Kガイドか。なんとなく、前倒し形状に、“ポジティブさ”を感じる……採用!」
そんなレベルのオレだ(実際使うと、PEラインでは確かに糸絡み少ない)。
「まぁ、良いものがあるなら、全部ぶっこんどいてください。
タックルベリーで、1万円台で一昔前のハイエンド(※)が買える時代に、
廉価ロッド作ってもしゃーないし。
“ロッドのユニクロ”メジャークラフトには、(価格で)闘う気も起きないし」
(※“バスバブル”時代は業界に金があったため、良い素材の竿が多いそうだ)
と言った具合であった……。
以後、技術者側の苦労は無視した要求が続き、
シロート思考の、感性(経験)だけの、クソわがままな要求を全部詰め込んで、
結果、こうなった。
(200号、約800gの重りを水深80mでキープした状態:イシナギ釣り。
工場での写真のように、強い負荷がかかるとバッドで仕事するが、
通常の状態では、“レギュラーファースト”。
第2次バスブーム世代の僕らが使って、ダルくない竿になったよ。
やればできるんだね。恐ろしいコストがかかってるが……)
そして、この写真を撮影してから程なく、
遠い東南アジアで役目を終えた1stの魂が、
2ndに乗り移ったのであった。
(イシナギ33.5s。
20キロの魚までは想定してブランクを作ったつもりだったが、
想定よりデカいのが掛かった。ブランクは問題ないが、
むしろリールシートから曲がって、リールがもげた。笑
詳細は、21日発売のSALTWATER誌の連載「近海の巨人」にて)
……まだまだ長くなりそうなので、今日はこの辺で。
昔は雑誌を読みつつ、
「解説とか、オッサン、話なげーよ。商売熱心なことでw」
とおもってたが、すいません、自分が作る立場になって思いました。
「愛」だったんですね。我が子を語るようなもんでしょうか?
記事のタイトル「お菓子でフィッシュ」については、
次回更新につづく!
(“スマートロッド”構想、「MXConcept®」のサワリ……
左から、傘、MX-71、一般的な木刀:102p)
2012/7/17
モテキ的なステキ 近況報告
(5月放送、J:COMの「素敵ライフ」のDVDが届いた。
PCでは再生できんので、オヤジの車のカーナビで視聴)
1つ前の記事は、TVをキッカケとした、ちょっと社会派の話題だったので、
今日は対極と言うか、サブカルなお話を。
15日地上波発放送となった映画「モテキ」絡みで。
(ビミョーに?というか、ギリギリ、タイムリー?)
えー、言わずもがな、この映画の見所はココ。
“世界の中心で愛を叫ぶ”から、うん、一皮むけたよねと。
大学時代、AV見ても世知辛くなるだけなので、
長澤まさみ、沢尻エリカ、宮崎あおいの3名が出演した全邦画を、
ツタヤで借りて、毎日1本づつ見ていた時期があった。
(ビバ、学生時代! 暇人サイコ―)
(これは先日、淀川で拾った使用済み。知らない人は、ググろう)
あの頃は、こういう“サブカル”とでもいいますか、
“イノマー”や、“ミネタカズノブ”な価値観、
みうらじゅんや工藤官九郎な世界観が一般化し、
若い女の子にまで浸透してくるとは思わなかった。
キモ前衛的な、開き直りとでもいうか、そういう文化が。
……であるからして、「モテキ」を見てこのTシャツを購入した僕は、
「しかしまだ、ここまでミーハーに、ミーハーをやる
文化人(インタビュー番組に呼ばれるような一般人※)もいまい!」
と、インタビュー番組に着て行ってみた。
(※文化人:自分で言うのもこそばゆいが、
ギャラの扱いでは、僕はそういう分類らしい)
「素敵+ライフ」は以前出演したことがある(関連記事)が、
主婦向けの番組。
JK向けの番組とかだったら、もっと燃えたのに(笑)
前回はフーターズのTシャツで行ったが、今回は、もっと攻めてみる。
さて、ここでの「TENGA」の扱い(社会のNGライン)やいかに!?
(NG! 上着着用命令が!笑)
ADさん「小塚さん…すいません、上の者から、NGが……
なにか、別の服は持ってませんか?」
オレ「もちろんないです(キッパリ)」
ADさん「自分のですいませんが……シャツだけでも着てくれませんかね?」
というわけで、またTENGAは、オバちゃんたちにはNGらしいです(笑)
そんなわけで、時々……
「NG」の部分だけが写るように、衣服を整える僕(笑)
とりあえず、フーターズはOKでTENGAはNGという、
現在の放送サイドのNGラインは、わかった(笑)
(美味しい怪魚1位、パクー)
さらに、「美味しい怪魚ベスト3」を聞かれた際には、
パプアのセピック川で増え、
水浴びする人の金玉を食いちぎったというウワサをとっかかりに、
「金玉」という言葉をしつこく(3回)、言ってみた。
……収録は、すべてノーカットで放映された。
これくらいなら、現代社会で信用は失わない(たぶん)。
チャンスこそ、手堅くまとめちゃいかん。
自分を検体とした、社会での実験は、今後も続くのです。
阿部アナ&ショーコさんは、相変わらず御綺麗でした。
美人に会うと、頭の回転が上がります。体調も良くなります。
懲りずに(?)、また呼んでくださいね〜!
そういえば、「TENGAって何かに似てるなぁ」と淀川で思ってたが、
最近気づいた! 某ロッドと、タイの、メコンオオナマズ用のウキだ!
(左、某ロッド。右、タイの釣り堀仕掛け。いい写真がなくて申し訳ない)
いいタイミングなので、
次の更新では例のロッドの話に絡め、この魚の話をしますね。
(おれたー!! でも、ランディング成功。笑)
2012/7/16
未来人 近況報告
23時から見たい番組があったので、
ランニングの後、実家に寄った。
少々早く着いてテレビをつけたら、昨今のイジメ問題のニュースが流れていた。
ハッキリ言って、教師の給料が安すぎるのが問題であると思う。
重要なポストに優秀な人が来るように、また、
(重要ポストの席に向けて)優秀な人が育っていく環境を
整えること、それだけなんじゃないかなぁ。
僕自身も、実は教育免許第1種(専修、中学高校理科)を持っている。
持ってはいるが、やはり様々なことを考えると、
僕のような優秀な人材は(笑)、教師には流れにくいと感じる。
一方で、医師の給料が高すぎる!
社会保険費の増大が問題となっているこのご時世に、
老人の長生きのために優秀な人材がごっそり持っていかれるのは、
決して、良い事じゃないと思う。
長生きしていただくと、もちろん、その分だけ保険費もかかるしね。
給料を現状より減らしても、それでもやりたい人だけ、医師になってほしい。
崇高な思いで医師になった親友もいるが、
高校のクラスメイト40人中14人が医師(および現在医学生)というのは、
僕個人としては、嘆かわしい。
若いの頭脳や労力が、終わりゆく人々のために多くを割かれていては、
国は(未来は)良くならんでしょ。
(政治にも言えるけどね。政権交代より世代交代、
これから死んでいく“老人”は、当事者意識がないなら、身を引いてほしい)
それもまた、大学を出てすぐ教師になったセンセー方が、
進路指導なんぞをやっていることもあるんだろう。
少なくとも、生徒の進路決定に影響を及ぼす高校の教師は、
民間の経験者も混ぜるべきで、公務員だけじゃダメだと思ってる。
少なくとも、公立学校は、選べない“インフラ”なんだからさ。
リスクを取らなかった生き方をしているオトナの意見も聞ける(現状)が、
その逆の生き方をしている人の意見も聞けるように、
ちゃんとしてほしいもんです。
個人的には、多少腹黒くても、頭のまわる“職業医師”のうちの何割かでも、
教育分野に行ってほしい。
あと、僕は体罰賛成。ことごとく親に媚びてきた結果が今でしょう?
親に説教できる気概がある人以外、教師を志すべからずだ。
ちなみに僕も、小学校時代はイジメられっこだった。
理由は明白、頭(成績)が良かったからだ。
担任は言った。「自分はできても、(周りの)人に合わせなさい!」
辛い時期もあったが、言うこと聞かないで本当によかった。
……癒しの“滝クリ”でも拝もうと思ってフジ系列にチャンネルを合わせたら、
非常に気分が悪くなっちゃったよー!
さてさて。23:00からは、楽しみにしていたTBS系「情熱大陸」。
さっきのニュース番組に出ていた、
体裁と保身しか口にしないオトナ(=20世紀の産廃)に辟易したあとで、
会議でうたた寝する、“小学4年生のような”(※番組内表現)人が映った。
21世紀の“未来人”は、
“美人尊ブス卑”をはじめ、社会のホントのことだけ口にしていた(笑)
(チームラボ代表、猪子寿之さん)
氏とは、一度お会いしたことがある(向こうは覚えてないと思う)
縁あってよくしていただいている、釣り好き社長さんと飲み(合コン?)
に連れて行っていただいた、その2次会のカラオケに、氏が来られたのだ。
完全にオフの時の話なので、詳細は語らないが、
「しょうもない人だな(笑)」と思った一面がある反面、
「すごいオーラのある人だな。仕事は何してる人なんだろう?」とも思った。
(帰宅後調べて、もっとお話しさせてもらっとけばと悔やんだ)
去年の9月13日、日付まではっきり覚えているくらい、
その夜は、僕の転機になった。
モデル級の超美女たちと、おなじBOX内にいながら、
体育座り(イメージとして)で遠くで見ている僕……。
「今のオレでは、戦いの舞台にすら上がれない」
下賤で申し訳ないが、もうはっきり、認めざるを得ないのだ。
ブスをカローラに乗せ、一生を終える男との違いを。
氏(とその周囲)から湧く活力と、アイディアの質の違いを。
でも、こうも思った。
「雲の上の人じゃない。この人らができるなら、きっと僕もできる」
たぶん、バブル期を知らず、委縮する一方の僕らの世代にとって、
一回りも違わない世代にITクリエイター軍団が存在し、
いまもバブルしていることは、本当にありがたいことだと思う。
リスクをとってのみ、命が輝くことを教えてくれる先輩方だ。
(別の日だが、釣り好きのピクシブ片桐氏は、こんな方も紹介してくださった。
登山家のこの方との話は、いずれ……この席での
「(棲息標高の意味で)最高の魚」とか、稀代のアイディアマンとの会話は、
月末から僕が作ることになった特別番組の企画にも、反映される予定!)
番組には、9月13日の飲み会で出会った人がいっぱい出てた。
番組で知ったが、
氏の会社の採用基準は「(分野は何でもいいが)オタクであること」らしい。
ある意味、僕も“怪魚オタク”だろう。
この8年間で、僕より怪魚のことを考え、
怪魚に時間を割き、怪魚のためにリスクをとった人間はいないと断言できる。
あのクリエイター界隈(の御一方)に、
「面白い」と思ってもらえたのは、自信につながった。
話がまた脱線したけど(自分のこと大好きなんで。汗)、
番組の感想。
猪子氏の“超テキトーな態度”と、
枝野官房長官(当時)の顔をつぶすシーンが、気持ちよかった(笑)
“楽しそうだから”というだけの直感が、未来を明るくするし、
“どれだけムダを遊べるか”が男の度量だと、再認識した。
そして、「小塚君、(今日の飲みに)呼ぼうよ!」と
名前を覚えてもらえる人になれるように、「死ぬ気で」頑張ろうと、思った。
今、死にたいと思っている中高生がいたら(もしこのブログを読んでたら)、
その「死ぬ気」の使い道は、違うぞ。
どうせ自殺するなら、その前にいじめっ子を全部殺してからの方が、
スッキリ気持ちよくないか?
って考えたら、「それはそれでダルいな」と思えるだろう。
どーせ人生なんて、死ぬまでの暇つぶしだ。
そして、何かのキッカケであっさり終わる。
自己満足を求めきり、それに飽きたら、
世のため人のため、死ぬ気でムダなことしよう。
……猪子さんのような人が、
“先生”になってもいいなーって思う世の中(仕組み)になったら、
変わるよね、日本。
2012/7/15
アートdeフィッシュ!? 近況報告
(70超えてくると、表情変わるね。フックにはスカートを装着して……笑)
(ドブ川ボーンフィッシュ。キラキラしたものに好反応。かなりラク)
(“リアクションの釣り”を理解すれば、コイも口を使ってくれる)
アクセスが爆発しているので「!?」と思ったら、
先日取材させていただいたバスポンドの松井さんからのリンクでした。
タイミングよく本日午後、最新ダイレクトリールが届いたので、試し釣り!
トップなロッド、ダイレクトリール、そして、ルアーはすべて手作り(?)。
ある意味で行き過ぎた、“トップ限定”と言う遊び方も、
アニメ(フィギア)も、共にニッポン文化である。
ノスタルジアや外来(アメリカ)の文化を、現代流に解釈し、
それをニッポン在来のターゲットで遊ぶ。
先人たちをリスペクトしながら、自分の文脈を付加する……
最も前衛的で、アーティスティックな釣りだと、僕は思う!
(アメリカのBass Pro Shops のプレス機で潰した1セント硬貨を改造。
日本で言う、観光地にある記念スタンプみたいなものかと。
穴をあけ、針の折れたジグヘッドをつけただけでメタルバイブ化)
(こんなのもあり。頭はやわらか〜く、遊ぼうゼィ)
非効率で、豊かな、近所の用水で過ごす夕まず目でした。
実家でメシ食って、仕事に戻りま〜す。
<参考>
同じ娘で釣っても面白みに欠けるので、本日はピンクちゃんにて。
@購入。僕は12個入りで2300円で購入(安っ!)
Aこんな感じで分解。スナップ&スイベル&フック(バーブレス)を用意。
Bフックの吸い込み抵抗を考慮して、こうしましたっ!(もちろん嘘)
Cスナップを首にはめて、各部をアロンアルファで固定。以上!