韓国政府 調査捕鯨計画撤回の方針固める
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会で表明した調査捕鯨を開始する計画を撤回する内部方針を決めたことが分かった。政府当局者が17日、明らかにした。
青瓦台(大統領府)と国務総理室、農林水産食品部が協議の結果、撤回の方針を固めた。ただ、公式発表はしないと伝えられた。国内の反対世論のほか、オーストラリアなどの反捕鯨国との外交的摩擦に発展することを懸念したものとみられる。
韓国は1986年から全ての種類の捕鯨を法的に禁止してきたが、伝統的にクジラを食べる習慣のある東南海地域の住民からの訴えなどを受け、2009年から捕鯨を制限的に容認する方向に政策転換した。
関連記事
- 韓国の捕鯨再開方針に懸念 再考要請=仏外務省07-13 12:35
- 調査捕鯨計画 韓国政府「別の方法あれば撤回も」07-11 17:24
- 官庁間協議踏まえ政策決定を 李大統領が再三強調07-09 16:15
- 韓国の調査捕鯨開始方針 米政府が「懸念」07-06 10:06
- クジラの里・長生浦に、クジラ解体場とイルカ飼育場06-20 09:11