トップページ国際ニュース一覧米コロラド州 映画館で銃乱射
ニュース詳細

米コロラド州 映画館で銃乱射
7月20日 18時1分

アメリカ西部コロラド州で、20日未明、人気のハリウッド映画が上映されていた映画館で男が銃を乱射し、警察によりますと14人が死亡、およそ50人がけがをしたということです。

乱射事件があったのは、コロラド州デンバー郊外にあるオーロラ市の映画館で、20日午前0時すぎ(日本時間20日午後3時すぎ)、映画の上映中に男が突然銃を乱射し、地元の警察によりますと、これまでに14人が死亡し、およそ50人がけがをして病院で手当てを受けているということです。
けが人の中には銃で撃たれた人のほかに、映画館から逃げようとした際にけがをした人もいるとみられています。
外務省によりますと、デンバーの日本総領事館には、今のところ日本人が事件に巻き込まれたという情報は入っていないということです。
銃を乱射した男は、覆面のようなものをかぶって、少なくとも二丁の銃を所持していたということですが、すでに警察に逮捕されたということです。
事件が起きた映画館では、人気のハリウッド映画の深夜上映が行われていました。
オーロラ市は、コロラド州の州都デンバーの郊外にある人口33万人余りの都市です。
映画館の周りには多くのパトカーが集まり、上空には報道機関のヘリコプターも飛ぶなど、騒然としています。

米後を絶たない銃乱射事件

アメリカでは、学校や商業施設など大勢の人が集まる場所で銃が乱射される事件が後を絶たず、銃社会アメリカの抱える問題が改めて浮き彫りになっています。
ことしに入ってからは、4月にカリフォルニア州オークランドの大学で、退学になった元学生の男が銃を乱射し、7人が死亡しました。また、5月には西海岸のワシントン州シアトルの喫茶店で白人の男が銃を乱射し、店にいた4人が死亡し、犯人の男は自殺しました。さらに、今月18日には南部アラバマ州のバーで、ライフル銃を持った男が客に向かって銃を乱射し、17人がけがをする事件が起きたばかりです。
一方、今回の事件が起きたコロラド州では、13年前の1999年、デンバー郊外のコロンバイン高校で、男子生徒2人が銃を乱射し、犯人の生徒2人を含む生徒と教師合わせて15人が死亡し、全米で銃規制を求める声が高まりました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ