解決済みの質問
正確には監視かな。以下、細部におかしなところはあると思いますがご参考まで。
昭和26年10月の第5回全国協議会
「日本の解放と民主的変革を、平和の手段によって達成しうると考えるのはまちがいである」とする「51年綱領」と、「われわれは、武装の準備と行動を開始しなければならない」とする「軍事方針」を決定。この方針に基づいて全国的にテロ活動を実施。死傷者多数。
⇒文字通りのテロ集団、結果国民の支持を得られず、その後の衆院選挙で全員落選
昭和30年7月の第6回全国協議会(6全協)
20年代後半に行った武装闘争を「誤りのうちもっとも大きなものは極左冒険主義である」などと自己批判して「51年綱領」を廃止。ただし、自己批判の内容は「準備が整っていないのに武装蜂起したこと」であり、51年綱領は「一つの重要な歴史的な役割を果たした」と評価した。
⇒物騒な看板は下ろしたけれど、「方向性は間違ってない」と。
昭和36年7月の第8回党大会
「現在、日本を基本的に支配しているのは、アメリカ帝国主義とそれに従属的に同盟している日本の独占資本である」とする現状規定、民主主義革命から引き続き社会主義革命に至るという「二段階革命」方式等を規定した現綱領を採択し、とりあえず暴力革命を否定。ただし、「革命が平和的となるか非平和的となるかは結局敵の出方による」とする、いわゆる「敵の出方」論の方針は堅持。
⇒現在の共産党支持者によると、これが「議会制民主主義を通して政権をとる」と聞こえるようです。
昭和60年代
ルーマニアのチャウシェスク政権をはじめとする東欧共産主義国家の暴虐実態が発覚、ソ連解体、中国で「天安門事件」が発生。世界各国で共産主義国家が暴走・破綻した事実に対し、日本共産党は「崩壊したのは誤った共産主義」「(ソ連の崩壊は)科学的社会主義の破綻を示すものではない」などと強弁。
⇒チャウシェスク政権をはじめとする東側国家の様々な祝賀行事には喜んで参加、賛辞を送ってたはずだが・・・。
平成16年1月の第23回党大会
5回目の綱領改定。マルクス・レーニン主義特有の用語や国民が警戒心を抱きそうな表現を削除、変更するなど、ソフトイメージに転じたが、二段階革命論、統一戦線戦術といった綱領の基本路線に変更なし。不破議長「綱領の基本路線は、42年間の政治的実践によって試されずみ」として路線の正しさを強調。
⇒俺たちのやってきたことは間違っていなかった、と再認識。
戦後活発にテロ活動を主導し、国民の支持が得られないと「タイミングが悪かっただけだ」。現在に至っても「我々は間違っていなかった」「暴力革命をするかどうかは「敵」の出方しだい」。
これは監視しなきゃまずいでしょ。
ちなみに公安さん、さすがに「出入り口でカメラ構えてぎっしり」なんて間抜けなまねはしないと思いますが。「ぼくら正しいことをやってるから、国家権力にこんなに監視されてるんだ」はオウムも言ってましたね。
投稿日時 - 2012-06-26 16:43:49
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ベストアンサー以外の回答(7件中 1~5件目)
>共産党って公安から調査されてますけど危険な団体なんですか?
危険な団体ではないと思います。
綱領で究極的には共産主義をめざすとしていますがあくまで議会性民主主義を通して政権をとるとしています。
公安は「主に国家の治安・体制を脅かす事案、若しくはそういった事態につながる可能性がある事案に対応する。」とされていますが体制に反対する勢力が議会で伸びたり政策に反対されては困るのでなにかわと監視して違法行為としてでっち上げ国民の支持の広がりを食い止めようとするのです。
したがって共産党だけではなく労働組合、平和団体、市民団体なども対象になっているようです。
たとえばかって「イラク戦争反対」の集会にいったら会場の入り口にカメラを持った公安員がぎっしりとつめかけてびっくりしたものです。つまり戦争をしようとする体制側・政権にとって反対する団体は危険な団体というわけです。
いまでは原発に反対する勢力も消費税増税に反対する勢力にたいしても公安の目が光っていることでしょう。
投稿日時 - 2012-06-24 23:26:59