川端達夫総務相は20日の閣議後の記者会見で、KDDIがインターネットを利用できる多機能テレビ「スマートテレビ」向けの端末を発表するなど普及に向け動き出していることを受け、スマートテレビの世界標準の構築に向けては連携をとって取り組まなければいけないとの考えを示した。
日本の携帯電話は独自に技術・サービスを進歩させてきたが、「振り返れば誰もいなかった。そしてスマートフォン(高機能携帯電話)にとって変わったという教訓的な経験もある」と指摘。携帯電話と同じ轍を踏まないためにも、「(スマートテレビでは)われわれとしてはいろいろと連携をとっていきたい」と官民をあげて知恵を絞っていく考えを示した。