中国・マカオの警察当局によると、高層住宅やカジノが並ぶタイパ地区で19日、日本人女性(31)が自宅で腹部を刺されて死亡しているのが見つかった。警察は殺人事件だと見て調べている。
警察などによると、この女性はマカオ生まれで呉という姓だが、日本のパスポートを持っているという。日本に住む母親が10日間連絡が取れなかったことを不審に思い、マカオの自宅を訪ねた。応答がないため警察に通報したうえでカギを開けて部屋に入り、遺体を発見した。死後数日はたっていた。窓は閉じられ、室内を荒らした跡はなかったという。同居人がいたとの情報もある。(香港=小山謙太郎)