汚染水保管メガフロート、5億円で東電に譲渡へ 静岡市
http://www.asahi.com/national/update/0116/TKY201201160452.html
鳩山政権の頃ですが、私はメガフロートに大きな可能性を見出していました。当時まとめたレポートを公開します。
普天間移設、迷走の末の「現行計画回帰」?
読売新聞 04月25日09時20分
<引用開始>
沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、日米両政府が2006年に合意した米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)への現行計画が再び検討の俎上(そじょう)に載せられたことが24日、表面化した。
鳩山政権が7か月余り否定し、迷走した末の「現行計画回帰」に対し、沖縄の反発が一層強まるのは避けられない。
<中略>
◆メガフロートまで
政府関係者によると、政府内では年明け以降、沖縄県内外の約20か所について「技術的検証」を行った。自民党の橋本政権下で浮上し、予算や技術的難点の多さから消えた名護市沖合に構造物を浮かべる「メガフロート」案まで技術者を呼んで研究されたという。
メガフロートは、空洞の金属製の箱を組み合わせた浮体構造物で、90年代、日米の沖縄施設・区域特別行動委員会(SACO)などが実用化を検討した。最大の理由は、構造物が撤去可能なうえ、海の生態系への影響が少ないとのふれこみで、沖縄県民の理解を得やすいとの思惑からだった。今回の再浮上も同じ理由だ。
だが、シュワブ沖は波が荒く、防波堤が必要で、「工費は1兆円を超える」(防衛省筋)との見積もりもある。総工費約4000億円とも言われる現行計画を「金がかかりすぎる」と否定してきた政府の主張とは大きくかけ離れる。
<引用終了>
http://boeinews.blog2.fc2.com/blog-entry-71.html
工費1兆円について再度検証してみます。報道は防衛省筋の見積もりを根拠に1兆円と書いていますが、まさに「勉強不足」としか言いようがありません。
この1兆円の根拠を推察すると、メガフロート基地の東方に、滑走路以上の長さの防波堤をつくることが前提になっていると考えるのが、「何としても埋め立てる」ことを最優先させる利権者の思想であると思います。
水深が数十メートルの沖合数千メートルに、既存のコンクリート製防波堤を建設すれば、確かに数千億円かかるのかもしれません。
しかし、です。メガフロートの動揺特性と使用方法を考えたとき、私は防波堤を建設する理由は見当たらないと考えます。
その理由です。
メガフロートは揺れません。
メガフロート技術研究組合のホームページより
<引用開始>
動揺特性
メガフロートは、海の中に建設されますから、当然波を受けます。この波の中で、揺れて船酔いしないかという疑問をお持ちの方も多いと思います。しかし、メガフロートは、その名前のとおり、巨大なるがゆえに揺れません。一般に、小さな船より、大きな船のほうが揺れないことは、皆さんも経験されていることと思います。これは、波長に比べ浮体の長さが長いほどたくさんの数の波を受けるため、持ち上げようとする力と引き下げようとする力が、互いにその力を消しあってしまうからです。そのため、メガフロートでは、波による上下動も回転も起こりません。
そもそも、メガフロートの研究開発は、メガフロート上で人が経済的な活動を行うことも視野に入れてなされたものであり、ヘリコプターや航空機の離発着という極めて稀な使用方法に限って研究開発されたものではありません。以下に示したページの写真のような使用方法であれば、場所により防波堤は必要であるのかもしれませんが、今検討さているのはアメリカ軍基地であり、芝生が敷かれた海上空港ではありません。
<引用終了>
http://www.srcj.or.jp/html/megafloat/whatmega/what_index.html
訓練されたアメリカ兵が基地として使用する障害はまったくない、そう断言します。
◆船として考える
陸とつなげ、固定された場合は船ではありませんが、固定物を外せば船になります。それも世界一の長さを持つ巨大船になります。(確か、世界一のタンカーの長さは500m位です。)
船として考えた場合、同じ船である巨大航空母艦には防波堤が必要でしょうか。誰が考えても「不要」と言うでしょう。メガフロートというと「鉄製のいかだ」をイメージしますが、理論的には、巨大タンカーや、巨大航空母艦と同じ高さのメガフロートを建造することは可能です。
つまり、「沖合に防波堤を建設しないと波により使いものにならない」という埋め立て至上主義者の理論は破綻しているのです。
◆メガフロートの無限の可能性
海上基地として
以前に記したように、アメリカ軍や国連は移動式の海上基地を有することになります。国連は、メガフロート基地を震災などの被災地に派遣し、効果的な救援活動を行うことが可能になります。
巨大いけすとして
日韓、日中、日台、日ソ間で協働することにより、メガフロートを用いた水産物の生産基地に活用されるようになるに違いありません。海洋バイオマスの生産にも活用されます。
レジャー施設として
私は本気で「ひょっこりひょうたん島」構想を考えています。リーマンショックの影響で中止になりましたが、横浜開港150年祭に合わせ、大型フェリー内をドラえもんパークに改造し、日本各地の海でエンターテイメントを繰り広げる計画がありました。
規模を拡大し、ドラえもんや宮崎アニメなどの日本の財産や緑を満載した「ひょっこり島」を生み出し、人々が楽しんだり、良質な美術や芸術に触れたりできる、家族で楽しめるエンターテイメントの場を生み出したいと考えます。
夏場は、危なくないように仕切った「洋上プール」で子どもたちは思う存分泳ぐことができます。さらに、全天候型の(人口)釣り場も設営されますから、釣りファンにも愛される場所になることでしょう。
難民救済用「友愛メガフロート」
日本は、インドシナ難民の受け入れの問題に苦労していると聞いていますが、簡易住居付きキャンプ用のメガフロートと、陸上に木造物を建設する拠点となるメガフロートをセットで展開することにより、難民問題においても、国際社会に大きな貢献ができるものと考えます。
海上農地として活用
規模の問題は残りますが、諫早湾の堤防開門後の農地として活用することも考えるべきです。木製ハウスではありますが諫早湾のメガフロート上に、日本の技術の粋を結集した24時間、365日稼働する「農地」を創造し、干拓地で営農していた方々が組合をつくり生産活動をしてもらいます。
この、巨大な実験を成功させることは、北海道の襟裳町などの小さな漁村でも通年の「仕事」が得られるということを意味し、全国各地で展開されることにより、日本の食糧自給率を高める切り札になるに違いありません。地方で生きていく勇気も沸いてくることでしょう。もちろん、今年のような異常な野菜不足などの問題も解消されます。
世界の水問題解決の一助に
ノルウェーで開発された手法で、巨大な水袋を水が不足している国へ曳航するという対策が考えられているそうです。35,000トンの水を運んだ実績もあるそうですが、35,000トンの水とは、東京ドームの容積1,240,000㎥のわずか3%分でしかありません。
メガフロートを使うとこの数十倍の水が運べます。東京ドームの容積1,240,000立方メートルの空間を生み出すためには、長さ2,067m × 幅60m × 高さ10mの建造物をつくるだけです。長さを3,000mにすると東京ドームの1.5倍のダムを生み出すことができるのです。
水問題は待ったなしです。日本は世界に誇るメガフロート大国に生まれ変わるべきです。
国際ノブレス・オブリージュ
「人に魚を与えれば、一日食べさせることができる。 だが、魚釣りを教えれば、 一生食べさせることができる」 老子
私は、世界地図を眺めながら地球市民として考えることがよくありますが、鳩山首相や菅直人副総理が言われるように、日本の土地は日本人だけのものではないという結論に至っています。
同様に、地球の海洋は誰のためのものだろうと考えます。地球の陸地面積は、全体の約30%であり、海洋面積は全体の70%を占めています。
世界には、海に面していない内陸国が40カ国以上ありますが、これらの国の国民は、海の恵みを享受する権利を有していないのでしょうか。私は同じ地球市民として、決してそうではないと思います。
神が平等に与えて下さったものであり、国境という人々の思惑によりつくられた「隔たり」がこの世に存在していなければ、どこの地に産まれようが、海の恵みは平等に分け合うべきであると考えます。
もちろん、現行の領海と経済的排他水域を撤廃すべきであるなどと提言するつもりはありません。私は、内陸国は公海上にメガフロートによる人工島を有する権利があると考えます。その人工島を利用して、「魚釣り」である漁業(養殖を含めた)を営み、海の恵みを享受する権利があると考えます。
山手線内側の面積が約60万平方キロメートルです。メガフロートで10キロ×10キロの100平方キロメートルの面積を持つ人工島をつくり、漁業とバカンスの「テーマパーク」にすると、小さな国でも豊かな生活ができるようになると確信します。
坂本竜馬ではありませんが、若者たちは自国に海を持つことにより、大きな夢を抱くようになります。当然、大型旅客機が離発着する空港も整備されますから、経済的な側面の改善にも寄与すると考えます。
特に、ウガンダなどの中央アフリカの内陸国にとっては、文化力や経済力などの国力を高める起爆剤になり得ると考えます。
大海原の10キロ四方の人工島など、宇宙からみれば「点」でしかありません。
セーシェル最大の島マヘ島の面積は153平方キロメートルですから、十分、国の「飛び地」としての価値は莫大であると考えます。
そして、このメガフロート人工島を、日本をはじめとする先進国は、高貴なる国家の義務として、海を持たない内陸国へ寄贈すべきであると思います。問題になっているギリシャの国家予算に近い、10兆円近い建設費が必要となるでしょう。しかしながら、国連を中心とした活動で「軍事費の一部をメガフロート建設にあてる」方向性へ転換を図ることにより、世界の軍縮が進むと同時に、数十年後には、世界平和は達成されると私は信じます。
世界の内陸国
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E9%99%B8%E5%9B%BD%E4%B8%80%E8%A6%A7
水没すると危惧されているツバルの問題も解決できます。私一人でもいくつかのアイデアを出せるのですから、世界中が日本のメガフロートの可能性を追求したらすごいことになる、数百年後には5大陸は陸続きにすることを実行に移す指導者も現れるかもしれません。
<転載終了>
今、ドリーム党が一番打ち出したい政策は、以前にも示したように、日本の熱帯、沖の鳥島付近に「ツイン・メガフロートタウン」を生み出すことです。日本と韓国で沖の鳥島を共有し(もちろん日本の国土であることには変わりありません)、両国、あるいは民主主義化された北朝鮮の人々が熱帯のバカンスを楽しめる特別な場所、いわば「南の国テーマパーク」構想です。
アジア各国からのジェット機が飛来し、巨大観光客船が来航する世界でも有数の観光地に発展していくことでしょう。
私は、石原都知事の最大功績が日本の熱帯、沖の鳥島の保護であったと思います。それだけに子どもたちの未来への希望につながる「ツイン・メガフロートタウン」構想を現実向かわせたい、そう切望します。